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【恐慌前夜】約14兆円の預金流出、米ファースト・リパブリック銀行が経営破綻!資産はJPモルガン リーマンショック以降で最大 


*ファーストリパブリック銀行株価
アメリカのカリフォルニア州を拠点としているファースト・リパブリック銀行が経営破綻となりました。

ロイター通信の記事によると、5月1日にカリフォルニア州金融当局は経営不振のファースト・リパブリック・バンクを公的管理下に置いたと発表し、その資産をJPモルガン・チェース銀行に売却すると明らかにしたとのことです。
ファースト・リパブリック銀行は3月に経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)を超える規模の金融機関で、3月中旬以降に流出した預金の総額は約1000億ドル(約14兆円)だとされています。

市場予想を上回る預金流出だったことで信用不安が高まり、4月24日の決算発表後に株価が約80%も暴落。
経営破綻を懸念した利用者が預金を引き出したことがトドメになったと思われ、今月に入って公的管理下となることで経営破綻を確定させた形です。

3月から続いている欧米の経営破綻連鎖ですが、急速な利上げの影響で保有する有価証券の価格が下落し、依然として深刻な信用不安を残っていることが浮き彫りになったとも言えるでしょう。

 

米ファースト・リパブリック、公的管理下に JPモルガン資産取得
https://jp.reuters.com/article/first-republic-bank-idJPKBN2WS0QB

[1日 ロイター] – 米カリフォルニア州金融当局は1日、経営不振の中堅銀行ファースト・リパブリック・バンクを公的管理下に置き、資産をJPモルガン・チェース銀行に売却すると発表した。
米銀の破綻はシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行に続くもので、過去約2カ月で3行目となる
JPモルガン・チェースは、ファースト・リパブリックの大半の資産を取得し、預金保護対象外のものを含め全預金を引き継ぐ。

 

 

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