6月10日1時51分ごろに太陽でM2.5クラスの中規模な太陽フレアを観測しました。
この太陽フレアと合わせてCME(コロナ質量放出)が発生しており、6月14日頃にこの太陽風が地球と接触する見通しです。
太陽では多数の大型黒点が出現中で、今年に入ってからの出現数は過去数年間で最大となっています。
多数の大型黒点が出現したことでそこから観測された太陽フレアの数も急増し、2014年以来の活発な時期に突入した可能性が高いです。
NASAの予測だと、ここから2025年頃まで太陽の活発な局面が続く可能性があり、それによって大型の太陽フレアやCMEの発生頻度も高止まり状態が続くことになるでしょう。
大型の太陽フレアは電波障害やネット障害、電子機器の破壊、さらには地震や噴火を誘発することから、引き続き太陽の動向には注意が必要です。
NASA太陽風予想
https://iswa.gsfc.nasa.gov/IswaSystemWebApp/iSWACygnetStreamer?timestamp=2038-01-23+00%3A44%3A00&window=-1&cygnetId=261
2023/ 6/10 14:06 更新
太陽風はかなり低速になりました。M2.5の中規模フレアが発生しました。担当 篠原
太陽風の速度は、
昨日のニュース以降280km/秒へ下がり、
かなり低速になりました。
今日未明からは300km/秒へ戻っていますが、
低速の状態は続いています。
磁場強度は、3〜5nTとやや弱くなっています。磁気圏は静穏で、
AE指数は小規模の変化が1回起きている程度です。
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