*ロイター通信
ロシアのプーチン大統領は6月27日に首都モスクワの大統領府で臨時の演説を行いました。
今回の演説では約2500人の治安部隊や軍人らが招集され、プーチン大統領は先日に発生した民間軍事会社ワグネルの反乱を食い止めた功労者として彼らを称賛。
プーチン大統領は演説で「あなたたちは国が危機に瀕(ひん)している時、戦友たちと共に反乱の行く手に立ちはだかりました。そして、実質的に内戦を阻止したのです」「彼らの行動がなければ反乱は内戦に発展していた」と述べ、治安部隊や正規軍を祖国の守護者として最大限の賛辞を送っていました。
今回の反乱の首謀者であるワグネル代表のプリゴジン氏は隣国のベラルーシに到着し、現在はルカシェンコ大統領の元で保護されていると報じられています。
ルカシェンコ大統領は戦力としてのワグネルを高く評価しており、プリゴジン氏の暗殺を含めた強硬手段をプーチン大統領が主張するも、それにルカシェンコ大統領が反発して仲裁役を行い、結果的にワグネルの進軍を止めることに成功したとのことです。
ただ、プーチン大統領もこのままワグネルを野放しにするつもりはないと思われ、ワグネルに流れた資金使途を調査すると表明。
ワグネルの資金に不正が無かったのか調査するとして、大規模なワグネル調査チームを設置しています。
一連の反乱でロシア南部の都市を丸ごと占領されたことはプーチン大統領の威信を大きく傷つけたと思われ、今後の政権運営にも深刻な影を落とすことになりそうです。
プーチン氏にプリゴジン氏の助命嘆願 ベラルーシ大統領明らかに
https://news.livedoor.com/article/detail/24507408/
【AFP=時事】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は27日、ロシアで民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏が軍指導部打倒を目指して武装反乱を起こした際、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対し、プリゴジン氏を殺害しないよう働き掛けたことを明らかにした。
アングル:「ワグネルの乱」収めたルカシェンコ氏、発言力増大
https://jp.reuters.com/article/belarus-wagner-idJPKBN2YE05K
[ロンドン 27日 ロイター] – ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ロシアのプーチン大統領に感謝するかお願いする立場が続いた。資金の借り入れから安価な天然ガス供給、国内の反政府活動への対応、戦術核配備の問題にいたるまで、その対象は広範だった。
ロシアのプーチン大統領は、民間軍事会社ワグネルが武装反乱を起こしたことに関連して、同社のトップ、プリゴジン氏がオーナーを務めるケータリング会社の資金を調査する意向を示した。https://t.co/cv0SONX6dP pic.twitter.com/tmdYdAfhAh
— ロイター (@ReutersJapan) June 28, 2023
【速報】ベラルーシ大統領「#ワグネルは役に立つ」
ルカシェンコ大統領は「ワグネルは戦闘経験豊富で、ベラルーシにとって役立つ」と述べました
また、プーチン氏が「残酷な決定を下そうとしていた」と明らかにし、ルカシェンコ氏がプーチン氏を思いとどまらせ、プリゴジン氏と交渉開始したと説明 pic.twitter.com/fIzRessbZn
— 報道ステーション+土日ステ (@hst_tvasahi) June 27, 2023
【海外報道】プーチン氏にプリゴジン氏の助命嘆願、ベラルーシ大統領明らかにhttps://t.co/FkSBIhC7Pv
ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ロシアのプーチン大統領に「(プリゴジン氏を)消す(殺す)ことは可能だが、それはしないように」と伝えたという。 pic.twitter.com/wB1naemmjy
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 28, 2023
ルカシェンコ曰く、
・ロシア国防副大臣の仲介でプリゴジンと電話で話した。
・プリゴジンは最初の30分間、罵詈雑言をまくしたてた(自分の正当化&ショイグゥゥ/ゲラッシモフの糾弾?)
・悪口は通常の語彙の10倍あった(後で分析)
・プリゴジンの息切れの隙を突いて道理を説くルカシェンコ。 https://t.co/fp9YPYLLw7— 打擲™ (@ElcaHike) June 27, 2023
こんにちは戦場カメラマンの渡部陽一です。ウクライナ情勢。ロシア民間軍事会社ワグネルの反政府武装蜂起。ロシアのプーチン大統領が国家反逆の裏切り者と非難。ウクライナにおけるワグネルの戦闘実績を評価すると掲げながら創設者プリゴジン氏や構成部隊への粛清が隠密に強行される可能性。
— 渡部陽一 (@yoichiomar) June 27, 2023
ロシアの味方の国といったら?という質問に対してこのおじさんの答え爆笑した pic.twitter.com/cBZrvoXIov
— ドゥーチェ少佐🕌🇬🇪🇦🇿 (@ducedayo) June 26, 2023
ルカシェンコ、どうも出て来る情報を見ると本当にプリゴジンを説得したのかー(´・ω・`)
反乱の話を聞いて即座にトルコに手を回し、プリコジンの妻子を手に入れ、硬軟の交渉で反乱を止めさせるなんてやり手や…対照的に姿を隠して何もできなかったプーチンが印象的。https://t.co/RC1JPoongW
— Java-lan(じゃばらん) (@lan_java) June 28, 2023
米情報機関系の情報によると、スロビキン上級大将などロシア軍の将軍たちの一部がプリゴジンが反乱を起こすことを事前に知っていた可能性があるとのこと。 https://t.co/4rCKaTOjAi
— mssn65 (@jpg2t785) June 28, 2023
ロシア人の知り合いが興味深い話をしていました。75歳のお母さんは国営放送しか見ていないそうです。プリゴジン氏に関してほとんど報じていない。だからプーチン大統領が昨晩に演説してもなんの話なのかは理解できなかったそうです。 https://t.co/KDSGFA7DS4
— Hitoshi Omae/大前仁 「ウクライナ侵攻までの3000日」出版 (@HitoshiOmae) June 27, 2023
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