*気象庁
先日から千葉県東方沖で地震が頻発していますが、この地震について気象庁からも注意情報が発表されました。
気象庁の発表によると、2月27日から千葉県東方沖で観測された震度1以上の有感地震は16回となり、地震の規模も徐々に拡大している傾向が見られるとして、今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。
無感地震も含めると50回ほどの地震活動が千葉県東方沖で発生し、その中でも3月1日5時43分ごろに観測されたマグニチュード5.2は規模が一番大きな地震でした。
千葉県東方沖には巨大な断層帯があり、今回の群発地震は全て合わせていわゆる断層の地滑りであるスロースリップ現象である可能性が高そうです。
スロースリップ現象とは東日本大震災前にも観測されていた断層が広い範囲でズレ動く現象のことで、巨大地震前の前触れ的な現象としても知られています。
千葉県東方沖で過去に発生した規模の大きな地震だと1987年の千葉県東方沖地震(M6.7)で、これを超えるような地震が起きることも視野に入れたほうが良さそうです。
千葉県東方沖で地震相次ぐ 震度4も 気象庁が注意呼びかけ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240301/k10014375771000.html
千葉県東方沖で2月27日から地震が相次ぎ、3月1日はマグニチュード5.2の地震が発生して千葉県や埼玉県で震度4の揺れを観測しました。過去にはマグニチュード5程度の地震が起きたあと1週間から数か月程度、地震活動が活発になっていて、気象庁は今後の地震に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、2月27日から千葉県東方沖を震源とする地震が相次いでいます。
地震情報
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/list/
高感度地震観測網
https://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?ft=1&LANG=ja
何となく今まで続く地震の中でいちばん大きく感じたM4.9だから
実際今までの群発地震の中でいちばん大きいけど
M6以上の大きい地震に発展しないか心配
1987年の千葉県東方沖地震M6.7の震央とほぼ同じ場所だから pic.twitter.com/c6Cl8VXVZV— ただの日本人(気象予報士を目指す) (@xKMftheTy7QOecU) February 29, 2024
【千葉県東方沖の地震】
昨日2月29日(木)から千葉県東方沖を震源とする地震が多発しています。3月1日(金)6時までの24時間に、最大震度4を観測する地震が2回、最大震度3を観測する地震が3回発生しました。https://t.co/vijsOXez9F
— ウェザーニュース (@wni_jp) February 29, 2024
千葉県東方沖で発生している複数の有感地震に関して、2/27~本日18時までで計12回となっています。M4クラスも起きており規模が徐々に大きくなっているようにも感じられます。
収束を期待したいところですが、念のため警戒しつつ備えの確認を。 pic.twitter.com/qzLMfhs4Qo— ITOITO-STYLE (@ITOITO_STYLE) February 29, 2024
千葉県東方沖ではスロースリップが起きているかもしれないですね。この領域では数年に1度、群発的な地震とスロースリップが確認されています。地震調査委員会の資料では、2018年、2014年、2011年、2007年、2002年にも同様の事態があったとあります。震度5弱の地震が起きたこともあり、しばらく注意を。 pic.twitter.com/W9NXdiYSPx
— 藤島新也@災害担当記者🌏 (@shinyahoya) February 29, 2024
千葉県東方沖のスロースリップ
こうしてみるとだんだんでかくなってるのわかりやすい
M3.0▶︎M4.2▶︎M4.7▶︎M4.8 pic.twitter.com/6uTJ4rwBku— ネロのはこ (@neronohako0716) March 1, 2024
千葉県東方沖で発生した地震としては1987年の千葉県東方沖地震(M6.7)が知られています。
公式記録ではありませんがアンケート調査により東金市・大網白里町(当時)などで震度6弱相当の揺れであったとされています。https://t.co/OLHiIlkE8s pic.twitter.com/POTNm1ABGy— 地震インフォ (@jishinfo) February 29, 2024
続いている千葉県東方沖の地震は余震-本震型ではなく群発的に起きていますが、ここでのスロースリップイベントに群発的な地震が同期して起きることが知られている
「房総半島沖で発生したスロースリップイベントの時間発展過程の多様性」(東大地震研・福田淳一さん)https://t.co/MPLwsWrUt5 pic.twitter.com/fx5ebbK6Bg
— 上川瀬名 (@Yokohama_Geo) February 29, 2024
千葉県東方沖で少し続いてる地震ですが、いずれも深さ25km前後ということで、北~北西向きに沈み込むフィリピン海プレートのちょうど境界あたりでしょうか。産総研地質図Navi+気象庁震央分布 pic.twitter.com/BEU6MWYWAM
— 上川瀬名 (@Yokohama_Geo) February 29, 2024
関連過去記事
アメリカの地震予測機関「3月2日までに日本の東京(関東)で6.0以上の地震が発生する可能性があります」
https://johosokuhou.com/2024/02/28/72774/
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