*SOHO
太陽フレアの強い乱れを地球の各地で観測しました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)や世界各地の地磁気観測所によると、先日から連発していた太陽フレアの乱れの一部が地球に到達し、5月16日夜から強い磁気嵐の乱れとして観測。
5月11日のオーロラを観測した太陽風と比べて乱れは半分以下ですが、それでも平時よりはかなり大きな変動となっていました。
また、先日に発生した7年ぶりのX8.7大規模フレアは地球には直撃せず、地球への影響も軽微になると最新予測が発表されています。
5月の初めから連発していた大型太陽フレアは一旦小休止すると予想されますが、同時に太陽の西側から大型の黒点が複数出現しており、来週には再び活動が活発化することになるかもしれません。
大型黒点群の活動次第で追加の太陽フレアが発生する可能性もあると言え、引き続き活発な動きが続いている太陽には警戒が必要です。
カナダ地磁気観測所
https://geomag.nrcan.gc.ca/plot-tracee/ssp-1-en.php
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
NASA太陽フレア進路予想
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
2024/ 5/17 12:14 更新
太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まりました。担当 篠原
太陽風は、昨日の午後、16日14時(世界時16日5時)頃に
速度は430km/秒から480km/秒へ、
磁場強度は5nTから15nTへ、
それぞれ高まる変化が発生しています。
CME(コロナ質量放出)に関係する乱れがやって来た様です。磁場の南北成分は、
-10nT程度の強い南向きが4時間ほど発生し、
AE指数は、1000〜1700nTの大きい変化が発生しています。
その後は、磁場は北寄りに切り替わり、
磁気圏は穏やかになっています。
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