*太陽風予想
10月9日にX1.8の大型太陽フレアが発生し、同時に電気を帯びたコロナガスが大量に放出され、その乱れが今夜にも地球と接触する見通しであることが分かりました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の発表によると、10月9日にX1.8、今日の0時42分ごろにもX1.4の太陽フレアが観測されており、この24時間で5段階評価の最上級である「Xクラス」が2回も発生したとのことです。
それによってCME(コロナ質量放出)も大量に放出されている状態で、太陽を丸く囲むようにコロナのガスが一気に拡散されています。
宇宙天気ニュースのまとめだと、10日23時(世界時10日14時)頃に地球に到来する可能性が高く、今日の深夜から数日ほど猛烈な磁気嵐が地球で観測される見通しです。
強い太陽風は周辺の磁気を乱し、衛星利用測位システム(GPS)や通信システム、ネットワーク、電子機器に大きな影響を与えることがあるため、当面は、人工衛星やGPSなどに影響が出るおそれが高くなるでしょう。
情報通信研究機構も注意情報を発表中で、太陽活動が強まっていることから今後も大型フレアの発生頻度は高止まり状態が続きそうです。
太陽の活動のピークは今年から2025年ごろに来ると予測されていて、いわゆる極大期として数年前から総務省も警戒していました。
猛烈な太陽風が到来すると、テレビや携帯電話も2週間ほど使えなくなる場合があり、現代社会に深刻な影響を及ぼすことになるとも予想されています。
NASA太陽フレア進路予想
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
2024/10/10 11:30 更新
X1.8大規模フレアのCMEによる太陽風の乱れは地球に向かっています。担当 篠原
昨日のニュース作成の頃、
9日10時半(世界時9日1時半)に発生したX1.8の大規模フレアについて、
詳しくお知らせします。フレアは太陽の中心部北側の3848黒点群で発生しました。
SDO衛星AIA131による、
昨日よりもより長い時間の動画を掲載します。
フレアの輝きは長い時間続いています。また、SDO衛星AIA193を見ると、
広い範囲でコロナのガスが激しく変化している様子が分かります。
【お知らせ】
太陽面で大規模な爆発が発生、地球方向への高速コロナガスの噴出を確認日本時間10月9日(水)10時56分に、太陽面中央付近に位置する黒点群13848において、大型の太陽面爆発現象(太陽フレア)の発生を確認しました。#NICT #太陽フレア
詳細は下記サイトをご確認ください。…
— 情報通信研究機構 (@NICT_Publicity) October 9, 2024
【爆発現象】地球直撃コースの「太陽フレア」が発生、通信障害などの可能性https://t.co/5Ee4F4LG3O
放出されたプラズマガスが10日夜遅くにも地球に届いて、無線通信が乱れたり、GPSの誤差が大きくなったりする障害が起きる恐れがあるという。また、北海道などでオーロラが見られる可能性もある。 pic.twitter.com/84eSOLttxe
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 9, 2024
X1.8大規模フレアのCMEによる太陽風の乱れは、10日23時(世界時10日14時)頃に地球に到来する可能性があるとNOAA/SWPCの太陽風予報で示されています。この場合、フレアの発生から1日半で地球に達することになり、太陽風の速度はだいぶ高まりそうです。 https://t.co/NowgBjuGoW pic.twitter.com/cBUtN1TG48
— 宇宙天気ニュース (@swnews) October 9, 2024
大規模な太陽フレア発生 10日深夜から11日未明に地球到達か GNSSや通信へ影響懸念https://t.co/9gH9XhDYaL
情報通信研究機構は、太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」が午前11時ごろ発生したと発表。電気を帯びたコロナガスが大量に放出され、10日夜遅くから11日未明に地球に到達する見込み。
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 9, 2024

いいね!しよう