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自民党の橋本岳厚労部会長「野党が問い詰めたせいで、官僚は不適切なデータを作った」


自民党の橋本岳厚労部会長が、裁量労働制のデータ不正騒動について問題発言をしました。

5月7日に橋本氏は自身のフェイスブックに「比較を執拗に要求したのは野党の方々であり、労働時間を比較したらどちらが長いのだ、何か資料はないのか、と部門会議で繰り返し問いつめられ、やむを得ず作成をしたものだったのではないかと僕は認識しています」と投稿し、野党の追及が厚生労働省を追い詰めて不正データを作り出したと指摘。

そして、今回のデータ不正の教訓として、「野党にいくら要求され吊るし上げをされても、無い数字を無理に作って提出するようなことはしてはならない、ということでしょう」などと独自の見解を語っていました。

裁量労働制の不正データ問題は厚生労働省が政府に配慮して独自に行なったと見られ、改ざん部分も政府見解を正当化する場所となっています。
橋本氏の指摘は全くのデタラメだと言え、非常に悪質な世論誘導と見ることが出来るところです。

橋本岳厚労部会長のコメント

むしろその比較を執拗に要求したのは野党の方々であり、労働時間を比較したらどちらが長いのだ、何か資料はないのか、と部門会議で繰り返し問いつめられ、やむを得ず作成をしたものだったのではないかと僕は認識しています。だからこそ、僕が予算委で指摘したように、強調するための赤枠や青枠は労働時間の分布につけられているのです。それは、平均値を積極的に示したくなかったからなのではないかと思っています。

もちろん、全ては厚労省の責任(であり、当時政務官の僕の責任も免がれるとは個人的には思いませんが、だからこそ書いているのです)です。注もなしに数字を計算により算出し、「平均的な者」なる不思議な概念の説明も、最長時間を回答させていたことの説明もなく、本来比較不可な数字を並べて書いていた。全てあまりにも雑で不適切です。ただ当時の印象から思うに、この資料は寝不足で過労気味の担当者が、野党の皆さんの要求になんとかして応えたいという一心で、アクセス可能な数字や表から資料を捻り出した結果であり、そしてその上司も、チェックしなければならない沢山の提出予定資料の一枚としてこれを見て、「ま、いいか」と思ってしまった結果なのではないか(または全く気づかなかった結果)と僕には思えるのです。

 


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