*コシアブラ
東北地方を中心に山菜から基準値を超えるセシウムが相次いで検出されています。2018年5月16日に福島市は山菜のコシアブラから、基準値の100ベクレルを超える130ベクレルを検出したと発表。
このコシアブラは茨城県産で、福島県内の5ヶ所に計254パックが出荷されました。行政側は回収を指示しましたが、自主回収を確認したのは24パックだけとなっています。
山菜の基準値超えは他にもあり、山形県のJAさがえ西村山はJAアグリ寒河江店産直センター(寒河江市西根)で販売したコシアブラから120ベクレルを検出し、こちらも自主回収を行うことになりました。
また、厚生労働省がまとめた今月の食品放射能検査のデータでも、宮城県産のコシアブラから390ベクレルを検出しています。宮城県産の基準値超えはかなり多く、タケノコから220ベクレル、タラの芽からも210ベクレルのセシウムが出ていました。
特筆するべき点は基準値の数倍というような高い数字が複数見つかっている部分で、宮城県の広い範囲にやや高めの線量地帯が残っているのだと推測されます。
食品別だとコシアブラやタラの芽のような山菜関連が断トツで、今も油断が出来ない食品だと言えるでしょう。
山菜「コシアブラ」自主回収についてのお詫びとお知らせ
https://www.ic-net.or.jp/home/jasagae/sansai20180511.pdf
コシアブラに基準超セシウム 尾花沢で収穫、寒河江の産直で販売
http://yamagata-np.jp/news/201805/11/kj_2018051100201.php
JAさがえ西村山は10日、JAアグリ寒河江店産直センター(寒河江市西根)で販売したコシアブラから国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を20ベクレル超える放射性セシウムが検出され、自主回収を始めたと発表した。
福島第1原発事故 茨城の山菜から基準超セシウム 254パック出荷 /福島
https://mainichi.jp/articles/20180517/ddl/k07/040/066000c
福島市は16日、同市内の青果業者が仕入れた山菜のコシアブラから、基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える同130ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。既に同市内の青果店など県内5カ所に計254パックが出荷された。青果業者は自主回収したが、回収できたのは24パックだった。
食品中の放射性物質の検査結果について(第1083報)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000207269.html
(東京電力福島原子力発電所事故関連)
厚生労働省では、東京電力福島原子力発電所事故を踏まえて自治体等において行われている、食品中の放射性物質の検査結果について、別添のとおり取りまとめましたので、公表します1 自治体の検査結果
札幌市、小樽市、青森県、盛岡市、宮城県、秋田県、山形県、茨城県、栃木県、宇都宮市、群馬県、埼玉県、川越市、千葉県、柏市、東京都、文京区、江東区、杉並区、神奈川県、横浜市、川崎市、新潟県、山梨県、長野県、静岡市、名古屋市、京都府、島根県、徳島県、香川県
※ 基準値超過(15件)
NO.1541 宮城県産タケノコ(Cs: 220 Bq/kg)
NO.1542 宮城県産タケノコ(Cs: 200 Bq/kg)
NO.1543 宮城県産タケノコ(Cs: 200 Bq/kg)
NO.1545 宮城県産タケノコ(Cs: 200 Bq/kg)
NO.1579 宮城県産タラの芽(Cs: 210 Bq/kg)
NO.1580 宮城県産タラの芽(Cs: 130 Bq/kg)
NO.1581 宮城県産コシアブラ(Cs: 300 Bq/kg)
NO.1582 宮城県産コシアブラ(Cs: 390 Bq/kg)
NO.1583 宮城県産コシアブラ(Cs: 220 Bq/kg)
NO.1587 宮城県産タケノコ(Cs: 110 Bq/kg)
NO.2350 栃木県産イノシシ肉(Cs: 110 Bq/kg)
NO.5116 新潟県産コシアブラ(Cs: 170 Bq/kg)
NO.5117 新潟県産コシアブラ(Cs: 130 Bq/kg)
NO.5118 新潟県産コシアブラ(Cs: 140 Bq/kg)
NO.5121 新潟県産コシアブラ(Cs: 140 Bq/kg)PDF 検査結果(PDF:1,193KB)
2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果※ 基準値超過 (2件)
福島県産タラの芽(Cs: 140 Bq/kg)
福島県産タケノコ(Cs: 120 Bq/kg)
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