5月25日に衆院厚生労働委員会で強行採決された働き方改革関連法案を巡って、過労死遺族からは怒りの声が相次いでいます。法案の通過後にメディアの取材を受けた遺族らは「命がかかった法案なのに、しっかり議論されないまま通るとは」と述べ、審議の過程に強い不信感をぶつけていました。
今回の法案の内容は過労死を促進するとして、「法案は明らかに過労死を助長する。国は過労死を防ぐ責務に違反している」などと反発。寺西笑子代表世話人は「久々に悔し涙が出てきた。命を奪う法律だ」というようなコメントを出し、与党の強行採決に怒りを示していました。
国会前では働き方改革関連法案に抗議する運動も行われていますが、森友文書問題などと比較すると規模は小さいところです。国民の多くが働き方改革の内容を理解していないのが現状で、このままだと後から色々と驚きの声が増えることになるかもしれません。
<働き方法案可決>人の命かかってるのに 傍聴席ぼうぜん
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180526-00000002-mai-soci
「人の命がかかってるんだぞ、まじめにやれ!」。与党が働き方改革関連法案の採決に踏み切った25日の衆院厚生労働委員会。野党議員が怒鳴りながら高鳥修一委員長を取り囲む中、法案は与党議員らの起立多数で可決された。傍聴席で遺影を手にした過労死遺族らは目を潤ませ、にらみつけるようにして成り行きを見守った。【市川明代】
働き方法案の強行採決。過労死遺族の方々が目の前で傍聴しているにもかかわらず、はしゃいだように起立を促す堀内のり子議員。今年1月に質問時間を余らせてしまった自民党魔の3回生。 #報ステ pic.twitter.com/iw8efkj0HW
— Tad (@CybershotTad) 2018年5月25日
NHK記者だった娘が過労死した佐戸恵美子さん(68)は「数の力で強行採決したのは許せない。あなたたちの息子、娘が命を奪われたらどうするのかと叫びたかった」と涙ながらに語った。
↓(引用)
「強行採決許せない」=働き方法案可決で過労死遺族らhttps://t.co/1QRjhz11zu許すまじ、安倍政権!!
— 数学 M (@rappresagliamth) 2018年5月25日
働き方改革、強行採決。
厚生労働委員でありながら、期間中何の発言もせず、
強行採決にしれっと起立する小泉進次郎。 pic.twitter.com/QluxnWaLxJ— ナイフ (@knife9000) 2018年5月25日
安倍総理が「働き方改革国会」と命名した時点で、厚労省の忖度が始まる。モリカケ問題での財務省や文科省と同じ構図だ。法案検討の根拠となる労働時間データの相次ぐ間違いも意に介さず、法案の成立が最優先。「働かせ方改革法案」との指摘も完全無視。経済界優先で労働者軽視の中での強行採決だった。
— 足と靴の相談室 ロビンフット (@RobinFootOguro) 2018年5月25日
安倍政権の働き方改革が、衆院の厚生労働委員で強行採決されたようです。データを捏造し、野党の批判は無視、内容は残業代ゼロ・過労死の是認。経団連は、年収400万の一般職の人にまで適用すべきと表明。
働き方法案:衆院厚労委で可決 高プロ巡り怒号、採決強行 – 毎日新聞 https://t.co/7gneVd1OAD
— 未来のための公共 (@public4f) 2018年5月25日
完全に狂っている。安倍政権は労働者にとって最悪の過労死促進法「高プロ」を強行採決。こんな悪法でも賛成する安倍支持者は自分や家族、子供が過労死してもいいんだな。もう安倍支持者は過労死応援団だな。本当の働き方改革は労働時間の大幅削減と違反企業の罰則強化だ。高プロは真逆のクソ法。
— ベンジャミン (@benjamin_justic) 2018年5月25日
元祖高度プロフェッショナル人材みたいな働き方してる弁護士がこぞって高度プロフェッショナル制度に反対してることをもうちょっと重く見てほしい。
— しゃいん (@shine_sann) 2018年5月25日
強行採決直後に自民・田村憲久元厚労相「データに不備があるのは問題だが、だからといって長時間労働を是正することに反対するのは筋が違う」。はあ?過労死水準を超える「月100時間の残業」を容認し、それすらかからない「高プロ」を導入する「働き方改悪」法案のどこが「長時間労働を是正」なの?
— 山下芳生 (@jcpyamashita) 2018年5月25日
安倍首相は、高橋まつりさんの過労自殺を「働き方改革」の宣伝として使い倒し、時間外労働の上限規制と高プロ創設をセットにすることで本質をはぐらかした。過労で死に追い詰められた、まつりさんの事件を、過労を合法化する為に利用したのだ。今は面会も拒絶する。「人でなし」としか言いようがない。
— ゆみ (@yumidesu_4649) 2018年5月25日
第2次安倍政権での主な採決強行(朝日新聞)
特定秘密保護法案(13年11月衆院特別委)
安全保障関連法案(15年7月衆院特別委)
TPP承認案と関連法案(16年11月衆院特別委)
カジノ解禁法案(16年12月衆院内閣委)
「共謀罪」法案(17年5月衆院法務委)
働き方改革関連法案(18年5月衆院厚労委)— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2018年5月25日
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