*福島第一原発作業
福島第一原発で最重要作業の一つである使用済み燃料プールに取り残された核燃料の取り出し作業が開始されます。
東京電力によると、5月28日から二号機の原子炉建屋の壁に、幅5メートル×高さ7メートルの穴を開ける作業を行うとのことです。この穴に機材を設置して、2023年を目処に核燃料を取り出すとしています。
ただ、二号機の内部はメルトダウン(炉心融解)の影響で線量が非常に高く、場所によっては致死量レベルの線量になっていました。燃料プールに保管されている核燃料の数も615本と多い状態で、作業中に大きな災害やトラブルがあれば、破損した核燃料から放射性物質が漏れることもあるでしょう。
事故から7年以上が経過していることもあり、劣化した核燃料が壊れだすリスクも懸念されているところです。
本日、2号機原子炉建屋西側外壁開口工事のうち、壁解体作業を開始しました。
作業中における、放射性物質濃度を監視しているダストモニタや、敷地境界に設置して
あるモニタリングポストに有意な変動はありませんでした。
6月下旬から、原子炉建屋上部解体に先立ち放射性物質の飛散抑制策等を検討するため、
オペレーティングフロア内で線量・ダスト濃度等を測定する調査を行う予定です。
<作業実績>
2018年5月28日
午前11時40分頃 飛散防止剤散布
午後0時40分頃 壁解体作業開始
午後0時58分頃 2ブロック解体完了
使用済み燃料取り出しへ 壁の穴開け開始 福島第一原発2号機
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180528/k10011455971000.html?utm_int=all_side_ranking-social_004
廃炉作業が進む福島第一原子力発電所2号機の使用済み燃料プールに残された核燃料の取り出しに向け、東京電力は28日から、原子炉建屋の壁に幅5メートル、高さ7メートルの穴を開ける作業を始めました。
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