2月13日に東京電力は初めて福島第一原発二号機で溶けた核燃料の融合体である「デブリ」に初めて接触することが出来たと発表しました。
東京電力によると、調査は2月13日朝7時すぎから始まり、棒状の装置を原子炉の真下のエリアまで入れて、先端部分を釣り糸のように格納容器の底まで垂らし、デブリを掴めるかどうか調べたとのことです。調査をした6か所のうち4か所で堆積物を動かすことが出来たことから、東電は「デブリを動かせる」と判断して取り出し作業を検討するとしています。
取り出しの時期は2021年頃を検討中で、これから具体的な計画を作る見通しです。ただ、デブリの内部の状態や線量は不明で、実際に作業をするまでわからない部分も多いと言われています。
↓福島第一原発二号機の内部写真 出典:東京電力ホールディングス
福島第一原子力発電所2号機 原子炉格納容器内部調査 ~2月13日調査速報~
https://photo.tepco.co.jp/date/2019/201902-j/190213-01j.html
福島第一原子力発電所2号機で13日、デブリとみられる堆積物に直接触れる調査が初めて行われ、東京電力は小石状の堆積物を動かすことができたと発表しました。2号機では、来年度後半に少量の堆積物をサンプルとして取り出すことを計画していて、東京電力は、調査結果をもとに具体的な取り出し方法を検討することにしています。
【福島第一原子力発電所2号機 原子炉格納容器内の堆積物調査終了】
本日実施した福島第一原子力発電所2号機格納容器内部の堆積物調査は、予定通り終了しました。
大気中の放射能濃度に有意な変動はなく、外部への影響はありませんでした。— 東京電力ホールディングス 株式会社 (@OfficialTEPCO) 2019年2月13日
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