遂に世界経済の崩壊を示す重要なサインが出現しました。
8月14日にアメリカの債券市場で12年ぶりに長期債と短期債の金利が逆転する「逆イールド現象」が発生。逆イールド現象は「景気後退期の前兆」「経済崩壊の警鐘」とも言われ、逆イールドが発生すると一度の例外もなく、逆イールドの発生から1年程度で大規模な株価暴落や世界的な景気後退期に突入しています。
8月14日のニューヨーク株式市場はダウ平均株価が800ドルも急落しましたが、これも逆イールドの出現を受けて市場や大口投資家から売り注文が殺到したからです。先週は過去最高値の水準まで上昇していただけに、不気味な逆イールドの出現は世界経済に暗い影を落としていると言えるでしょう。
しかも、今回の逆イールドはかなり特殊で、アメリカとイギリスの2カ国で同時に出現しています。イギリスと言えば、EU離脱問題で揉めている最中だけに、アメリカとイギリスの2カ国で同時にリーマンショッククラスの出来事があっても不思議ではないです。
日本にとっても他人事ではなく、10月の消費増税と合わせて、リーマンショック級の大恐慌が来た場合、日本経済は二重の痛手を負うことになるかもしれません。
ちなみに、アメリカのトランプ大統領は逆イールドの出現に激怒し、FRB(アメリカの中央銀行)などに早急な経済対策を実施するように圧力を掛けています。
逆イールドとは 長短金利逆転にみる景気後退サイン
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO48614970W9A810C1EA2000/
▼逆イールド 満期までの期間が長い債券の利回りの方が、短い債券の利回りよりも低くなること。長期金利の指標である10年物国債利回りと、2年物や3カ月物の国債の利回りを比べるのが一般的だ。米国債では2000年や07年の景気拡大終盤で逆イールドが発生した。発生後に景気後退が訪れたケースが多いことから、市場関係者は「景気後退」の予兆として重視している。
世界中で逆イールドの割合が50%を超えました。 https://t.co/pC3WKK554D
— takegamix (@takegamix) 2019年8月16日
Percentage of yield curves inverted around the world now over 50% pic.twitter.com/fWbZzjC251
— Jeffrey Kleintop (@JeffreyKleintop) 2019年8月15日
逆イールド発生してからリセッション入りまでの過去のデータです。
参考になれば。半年から1年後にリセッションとタイムラインで言われてますが、1973年と2000年ITバブルの時は即天井でした。 pic.twitter.com/alOIBkt4LN
— 𝑽𝑬𝑹 🔔🅰️ (@vercut) 2019年8月15日
債券利回りで長期の10年物が短い2年物より低くなる、長短金利の逆転という珍しい現象(逆イールド)が14日、アメリカとイギリスの国債で立て続けに起きました。ともに米金融危機時以来で、金利市場が発する「景気後退の警報」です。米英でほぼ同時発生というのが不気味です。https://t.co/uPrE7jkRq2
— 篠崎健太(日本経済新聞/Nikkei) (@k_shinozaki) 2019年8月14日
なんで逆イールドになると不況になるかというと、必ず雇用が悪化するからなのねん。なぜ雇用が悪化するかは分からないけれども。ただ逆イールドになってもすぐに不況にならないというのは、雇用が悪化するまでタイムラグがあるから。 pic.twitter.com/k6eB0dtNDi
— 103steps (@103steps) 2019年8月17日
トランプ大統領 → 「クレージー逆イールド」
クレージーなのは逆イールドではありません。彼が相場をオモチャにしてきた代償が重くつきます。このまま相場崩れたら再選はまずないね。 https://t.co/w4bmeUFrNX— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) 2019年8月14日
逆イールドが発生してもすぐに株価が急落するとは限らず、すぐに景気が後退するとは限りません。落ち着いて投資戦略の見直し・立て直し行なって行きましょう! pic.twitter.com/pTmPobOH6U
— かぶ1000 (@kabu1000) 2019年8月14日
逆イールドカーブはリセッションの先行指標であるという考え方が古いとか、今回は違うとか言っている人は恐らく相場の心理をあまり理解していない。1950年以降に起きたすべてのリセッションの前に必ず逆イールドが発生しました。信頼度抜群の先行指標です。
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) 2019年8月14日
10Y-3Mで「逆イールドが~」と騒いだのが3月下旬。今回は10-2Yとは言え、半年経たずじゃ賞味期限も一日でしょうね。米新規失業保険申請件数(4週MA)、長き低下局面の底を打ったっぽい。これの底打ちも大事な指標の一つ。少なくとも、米経済の伸びを今後も期待するのは控えめにした方が良いかもです。 pic.twitter.com/6j6x6akbPO
— 旧姓みみ男 (@dfkvs) 2019年8月17日
逆イールドが発生してから実際にリセッションに陥るまでに平均して1年以上あるから大丈夫とか言ってる人がいるけど、1年そこらでリセッションが来るかも知れないと分かっていて、その戦いのリングに上がる勇気はどこから来るんですか。 pic.twitter.com/Ca9yL1P0Bh
— テキトー (@sokosokosokosan) 2019年8月15日
https://t.co/I1rdtjNqd3
2005年の逆イールド発生の際のアメリカの記事“Fed議長は「今回は(リセッションの予兆とは)違う
曲線の形状は過去のものよりも予測性が低い」という見方を示した”
(意訳)リーマン前も「今回は違う」いただいていたんですね pic.twitter.com/TkCrPH1k5h
— かり@CFD (@Kallibebe) 2019年8月17日
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