9月4日に香港の林鄭月娥行政長官が「逃亡犯条例」の改正案を正式に撤回すると表明しましたが、その後も抗議運動は各地で続いています。
デモ隊が要求しているのは条例の撤回だけではなく、香港警察の暴力行為の追求や拘束された仲間たちの釈放などがあり、これらの条件が満たさなければ抗議運動は止めないと強調。
また、逃亡犯条例を撤回するために必要な動議の議会可決までは断定できないとして、雨傘運動のリーダーの一人だったアグネス・チョウさんは「今さら、撤回は遅すぎる。これからも残り4つの要求のため引き続き戦う」とコメントしていました。
香港の問題は根が深く、デモ運動も今年になって突然に発生したわけではありません。この10年ほどで香港当局は中国共産党との関係を強め、中国本土の指示に従って次々と市民らの自由を奪う制度を制定していました。
普通選挙の実施も依然として中途半端な状態で、複数の問題や不満が積み重なった結果、大規模な抗議デモにつながっています。
そのため、抗議運動が即座に収束するとは思えず、今後も香港の問題が長引きそうです。
コラム:条例改正案撤回、香港政府トップの遅すぎた「白旗」
https://jp.reuters.com/article/hongkong-breakingviews-idJPKCN1VP33O
林鄭氏は6月以降、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする逃亡本条例改正案を巡って市民の反発にさらされてきた。先週の実業家グループとの非公開会合における発言の録音記録によると、条例改正を提案したことで香港に「言い訳のできない大混乱」を起こしたと認め、選択肢があるなら辞任すると話していた。同氏はその後辞任を申し出たことを否定したものの、かえって中国政府の意のままになっているという好ましからざる実態が浮かび上がった。
香港では4日、抗議活動の発端となった容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案の撤回が発表されたものの、納得しない市民による抗議活動が依然として続いていて今後、混乱が収束するのかは、不透明です。
【声明】日本滞在の香港人です。
香港の事態やデモに関して取材し、放送してくれましてありがとうございます。
1つ誤りがあると思います。
今の段階では、まだ正式撤回されず、議会で撤回の動議を出したんだけで、完全撤回可能性は不明です。— Voice of Hongkongers: Civilian’s Justice (@hkcivil_justice) 2019年9月4日
林鄭月娥は一方で、改正案を撤回する、対話をしたいと言いながら、政治的弾圧、警察による逮捕、デモ隊への攻撃を、毎日起こしています。
改正案が撤回された今も、香港人は引き続き暴力的な弾圧の下で生きています。だから、私たちは反抗しないと、香港はますます住めない場所になってしまうのです。
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) 2019年9月4日
Chants of 香港人加油!“Go Hong Kongers!” are mixed with chants of 英皇仔加油! “Go King’s Boys!” pic.twitter.com/wAzHLqEDqD
— Antony Dapiran (@antd) 2019年9月5日
日本人は香港政府による民主化運動の弾圧を注視せよ
民衆を弾圧する政府側ではなく民主化運動のリーダーの方が逮捕される
日本には選挙があり、血を流さなくても横暴な国家権力を倒せる「はず」
逮捕された香港デモのリーダー
「ちゃんとした選挙がある日本がうらやましい、選挙に行って下さい」— ペンは剣よりも強し(打倒安倍自民) (@mcenroeisgod) 2019年9月5日
昨晚 #黨鐵 寶琳站
便衣(格子衫) 扮「市民」#有視頻有真相 #freehongkong #hongkongprotest pic.twitter.com/wKYRV1Gx7p— 香港人 (@hkerblog) 2019年9月4日
日本のテレビは香港のデモ隊が火炎瓶を投げて暴れていると報道してますがなんでデモ隊が警察しか所持していない拳銃を携帯してるんでしょうね? pic.twitter.com/7oeMNG33Mf
— Bjorn ビヨン (@Bjorn11089560) 2019年9月5日
香港政府が言う「撤回」は一般人が思う「撤回」ではない。
現在、条例の改正作業は停止という状態だが、10月から立法会会議が再開の際に、
「撤回」をするには第二読会を再開、投票数により条例がその日に通過することは可能である。立法会議員の中、過半数以上は親中派で動議の通過はほぼ不可能。 pic.twitter.com/M3DMyUTJF7
— fightforhongkong (@fightforhkers) 2019年9月4日
香港では学校現場でも様々な事が起こっている。今週あった中学の就任式で、ステージの先生方に向かって生徒達が中国国歌の代わりに「Do You Hear The People Sing」を歌った。レ・ミゼラブルの民衆の歌だ。この後、中国のスローガンが唱えられた時、生徒達は沈黙。必死の抵抗は中学でも行われている。 https://t.co/ZOLOu4FVWy
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) 2019年9月5日
香港政府は暴力をエスカレートさせ
若者は滅多打ちされ、殺されるのも覚悟で
行動する絶対勝てない相手に、まるで日本の特攻隊のように
身を投げ出して自由を守ろうとしている日本は中国を普通の国のように報道するおかげで
日本国民が目覚めない。
香港は自由を選択した。もう止まらないだろう— さにわあるど17歳青春真っただ中 あれから42年くらいたったかな? (@saniwaarudo) 2019年9月4日
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