＊官邸
9月11日に第4次安倍内閣が発足しましたが、その顔ぶれが日本会議関係者と安倍首相の友人ばかりとなっています。
その筆頭が文部科学相に任命された萩生田光一氏で、経済再生担当の西村康稔氏や総務大臣の高市早苗氏も同類のメンバーだと言えるでしょう。
安倍首相は記者会見で「７年目を迎えたこれからも常にチャレンジャーの気持ちでこれまでの発想にとらわれない大胆な改革に挑戦していく。まさに『安定と挑戦』の内閣だ」と述べ、政権の安定感を重視したと強調。
実力よりも安倍首相にとって信頼できる人物で固めた内閣だと見ることが出来そうです。
一方で、安倍首相と何度も総裁選で争った石破茂氏の派閥からは入閣者がゼロとなり、石破派が干される形となりました。安倍首相の親しい人物が極端に優遇され、本当に適材適所の実力を持っているのか疑問の余地がありそうです。
第４次安倍第２次改造内閣 閣僚等名簿
職名 氏名 備考
内閣総理大臣
安倍 晋三（あべ しんぞう） 衆
内閣法第九条の第一順位指定大臣（副総理）
財務大臣
内閣府特命担当大臣
（金融）
デフレ脱却担当
麻生 太郎（あそう たろう） 衆
総務大臣
内閣府特命担当大臣
（マイナンバー制度）
高市 早苗（たかいち さなえ） 衆
法務大臣
河井 克行（かわい かつゆき） 衆
外務大臣
茂木 敏充（もてぎ としみつ） 衆
文部科学大臣
教育再生担当
萩生田 光一（はぎうだ こういち） 衆
厚生労働大臣
働き方改革担当
加藤 勝信（かとう かつのぶ） 衆
農林水産大臣
江藤 拓（えとう たく） 衆
経済産業大臣
産業競争力担当
国際博覧会担当
ロシア経済分野協力担当
原子力経済被害担当
内閣府特命担当大臣
（原子力損害賠償・廃炉等支援機構）
菅原 一秀（すがわら いっしゅう） 衆
国土交通大臣
水循環政策担当
赤羽 一嘉（あかば かずよし） 衆
環境大臣
内閣府特命担当大臣
（原子力防災）
小泉 進次郎（こいずみ しんじろう） 衆
防衛大臣
河野 太郎（こうの たろう） 衆
内閣官房長官
沖縄基地負担軽減担当
拉致問題担当
菅 義偉（すが よしひで） 衆
復興大臣
福島原発事故再生総括担当
田中 和德（たなか かずのり） 衆
国家公安委員会委員長
行政改革担当
国家公務員制度担当
国土強靱化担当
内閣府特命担当大臣
（防災）
武田 良太（たけだ りょうた） 衆
一億総活躍担当
領土問題担当
内閣府特命担当大臣
（沖縄及び北方対策
消費者及び食品安全
少子化対策
海洋政策）
衛藤 晟一（えとう せいいち） 参
情報通信技術（ＩＴ）政策担当
内閣府特命担当大臣
（クールジャパン戦略
知的財産戦略
科学技術政策
宇宙政策）
竹本 直一（たけもと なおかず） 衆
経済再生担当
全世代型社会保障改革担当
内閣府特命担当大臣
（経済財政政策）
西村 康稔（にしむら やすとし） 衆
内閣府特命担当大臣
（地方創生
規制改革）
まち・ひと・しごと創生担当
北村 誠吾（きたむら せいご） 衆
東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当
女性活躍担当
内閣府特命担当大臣
（男女共同参画）
橋本 聖子（はしもと せいこ） 参
改造内閣の発足を受けて、安倍総理大臣は、来月の消費税率引き上げが景気に影響を及ぼさないよう経済運営に万全を期すとともに、秋の臨時国会で自民党が主導して憲法改正論議が進むことに期待を示しました。ただ、改正論議をめぐっては、野党側の協力が得られておらず、議論の進捗は見通せない状況です。
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