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【危険】宮城県が水道事業の民営化を本格化、全国初の条例案を制定へ!みやぎ式運営に住民から懸念が相次ぐ!


宮城県が全国で初となる水道事業の完全民営化に必要な条例の改正案の提出・成立を目指すと表明しました。

NHKによると、宮城県は水道事業の民営化を目指すために条例案をまとめ、その中で水道事業の運営権だけを民間企業に売却する「コンセッション方式」の導入や、売却する企業の公募内容を明記したとのことです。
条例では県が別に基準を定めるとしており、県は3年以上の経験があることや、外国企業の場合は日本法人の取得を求めるとしていました。

この水道事業の民営化を宮城県は「みやぎ型管理運営方式」と命名し、今年9月頃から各地で説明会を行っています。
宮城県が行ったパブリックコメント(意見公募)を見てみると、住民からは「民間企業に委ねることに不安を感じる」というような意見が一番多く、大半が宮城県による管理運営を求めていました。

市民団体「命の水を守る市民ネットワークみやぎ」の小川静治氏は「県は水道民営化という表現を否定するが、(運営権を売却する)仕組みは仙台空港と同じ。公営のまま事業費を削減した事例を学ぶべきだ」と述べ、民営化は失敗のリスクが大きいと指摘。
実際に海外だと水道事業の民営化は失敗した話が多く、最近だと民営化を見直して国営に戻す動きもあるほどです。

命に関わる水道事業に企業が入ることで、採算が取れない地方の水道が切り捨てになる恐れもあり、水道事業の民営化に反対の声が広がっています。

 

上水道含む水道運営権の民間売却 宮城県が全国初の条例案
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191115/k10012177921000.html?utm_int=all_side_ranking-social_005

全国で初となる、上水道も含めた水道事業の運営権を民間企業に売却する方式の導入を目指している宮城県は、企業を選定する際の基準などを盛り込んだ条例の改正案をまとめました。県は、20年間で少なくとも200億円の経費が削減できるとしていて、早期の成立を図る方針です。

宮城県の水道事業
https://www.pref.miyagi.jp/site/kenseidayori/kensei-2019-09-special01.html

宮城県 「宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)実施方針(素案)」に対する意見提出手続(パブリックコメント)の結果と御意見・御提言に対する宮城県の考え方
https://www.pref.miyagi.jp/site/miyagigata/iken-answer.html

水道「みやぎ方式」 批判や懸念、市民から声 仙台で討論会
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190908_11012.html

 水道3事業の運営を一括して民間に委ねる県の「みやぎ型管理運営方式」を巡り、市民団体「命の水を守る市民ネットワークみやぎ」は7日、仙台市青葉区の市戦災復興記念館で学習討論会を開いた。
 市民ら約80人が参加。県企業局の実施方針素案について、県議が説明し「水利用の減少という課題があることは事実だが、賛否どちらにしても時間をかけて議論すべきだ」と指摘した。

 

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