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【必見】野田佳彦氏と小沢一郎氏、前原誠司氏が激論!民主党政権の分裂で反省も NHK「なぜ政権を倒せないのか」


NHKが小沢一郎氏(民主党で元幹事長)と野田佳彦氏(元首相)、前原誠司氏(元民主党政策調査会長)、安住淳氏(元財務大臣)らを招待して、かつての民主党政権時代や現在の政治情勢についてやり取りをまとめた特集記事「なぜ、政権を倒せないのか」を掲載しました。

この記事の中で小沢一郎氏は「安倍政権に代わる受け皿がない。国民は政権をかえたくても選択する対象がない」と述べ、民主党政権の崩壊をキッカケにして、自民党に対抗する受け皿が消えてしまったと指摘。
野田佳彦氏もほぼ同じ意見で「野党がバラバラになって互いに足を引っ張っていることが一番大きな原因だ」とコメントし、安倍政権に勝てない最大の理由は野党の乱立にあるとしていました。

かつての民主党政権で野田佳彦氏は自民公明と三党合意を行い、その中で消費税を10%に引き上げる方針を決めた過去があります。これに反発した小沢一郎氏が支持している議員らを引き連れて民主党を離党した結果、民主党政権の崩壊が確定的となりました。

消費増税を決めた民主党政権時代の行動に関して小沢一郎氏は、「国民との約束を破る消費増税を強行したことに反対して、最終的に離党したことは、何も間違っていない。政治家として筋の通った行動であり、後悔もしていない」と言及し、筋の通った行動で全く後悔はないと語っています。

また、当時の野田政権はもっと反対意見を聞くべきだったとして、「ただ、もっと野田政権自体に、いろいろな議論の中でなんとかできた要素はあったと思う。(政策調査会長の)前原君が座長だったけれども、全然、意見がまとまらないうちに打ち切っちゃった。それで党の決定だということにしちゃって」などと小沢氏はコメントしていました。

このような小沢氏の発言に当時の座長だった前原誠司氏は「『反小沢』と『親小沢』とで真っ二つに割れて。普通は、権力を握っていたら、権力の土台を壊すまでけんかはしない。ただ、権力の土台を壊すまでけんかをしてしまった。今から考えると本当にバカげたけんかをしていた」と返答し、かつての民主党政権の争いはバカげた喧嘩だったとまとめています。

一連のやり取りは色々な意味で重要だと言え、このNHKの記事は大変興味深い内容となっていました。
国民からは民主党政権時代の謝罪や反省を求める声が依然として多く、当事者だった彼らからこの点に言及があまり無かったのは気になったところです。

 

なぜ、政権を倒せないのか
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/26402.html

「長期政権となった要因は何だと考えますか」
私たちは、民主党政権を担った“元幹部”に率直な質問をぶつけた。

前総理大臣、野田佳彦。
与党民主党の幹事長を務めた小沢一郎。
外務大臣や民主党政策調査会長を歴任した前原誠司。
民主党政権で財務大臣を経験し、現在、立憲民主党の国会対策委員長を務める安住淳。
4人は、それぞれ、次のように答えた。

「野党がバラバラになって互いに足を引っ張っていることが一番大きな原因だ」(野田)

「安倍政権に代わる受け皿がない。国民は政権をかえたくても選択する対象がない」(小沢)

「民主党政権の失敗が要因だ。『民主党政権はひどかった』という意識が定着してしまった」(前原)

「自民党内に有力なライバルがいないことと、野党が受け皿を作れなかったことだ」(安住)

 

 

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