原子力規制委員会が福島第一原子力発電所の内部調査を行い、その様子を公開しました。
内部調査は去年10月から行われ、線量が落ち着いている場所を重点的に調査したとしています。特に線量が低かった4号機原子炉建屋だと調査員が直接入って、詳細な内部映像も撮影していました。
ただ、2号機の原子炉建屋は依然として線量が高い場所が多く、最上階からはロボット調査で1時間当たり683ミリシーベルトを測定。東京電力の調査でも同じ数値となっており、事故から9年が経過しても多数の放射性物質が残っていることが確認されました。
原子力規制委員会は調査データを集め、改めて福島第一原発事故の原因を調べるとしています。
第10回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会
http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/jiko_bunseki01/140000011.html
福島第一原子力発電所の事故原因の調査を再開した原子力規制委員会は、2号機の原子炉建屋の最上階で先月行った調査結果を公表し、1時間当たり680ミリシーベルト余りと、引き続き高い放射線量が測定されました。
●管理人コメント
福島第一原発事故から今年で9年となりました。
来年には10年の節目となりますが、原子力規制委員会の調査から分かるように残留した放射性物質によって、安全とは言えない状態が今も続いているのです。
放射性物質の恐怖と危険性を改めて示した事故だと言え、この機会に原発廃止に向けて日本が動き出してくれることを願いたいと思います。
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