3月4日夕方に与野党の党首らが集まって会談を行い、新型インフルエンザ等対策特別措置法に新型コロナウイルス感染症の規定を追加する改正案について意見調整をしました。
この改正案は最長2年の緊急事態宣言となる見通しで、新型インフルエンザ等対策特別措置法を改正することで実施が可能になるとしています。
法案が成立すれば、外出の自粛要請や大きな施設の使用中止を指示することが可能となり、安倍首相は党首会談を通して野党にも協力を要請しました。
野党からは人権制限などで懸念の声があることから、この点で何らかの調整を行ったと見られています。
与野党が合意して挙国一致の姿勢を示すことが出来るのかどうかに注目が集まっている状態で、与党は引き続き法案の早期成立を目指して調整作業を続ける方針です。
一方で、野党側は立憲民主党や共産党が現行法でも問題がないとして、明日にも新型インフルエンザ等対策特別措置法で緊急事態宣言を出すべきだとして安倍首相に提言。
他にも新型コロナウイルスに伴う損失への財政支援やPCR検査を急ぐための議員立法の成立などでも意見交換が行われたとしています。
「非常事態宣言は最悪の事態を想定」安倍総理、党首会談で特措法改正への協力要請
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200304-00010038-abema-pol
安倍総理は4日、新型インフルエンザ等対策特別措置法に新型コロナウイルス感染症の規定を追加する改正案について、与野党党首会談を行い法改正に向けた協力を要請した。
会談を終え安倍総理は「各党の党首から建設的な意見をいただいた。国家的な危機にあっては与党も野党もなく、政府としてもお願いすべきは率直に協力をお願いしていきたい。特措法の改正について一日も早い成立を目指していきたい」とコメント。
18時より与野党党首会談が始まりました。 pic.twitter.com/od7CWBDnVX
— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) 2020年3月4日
与野党党首会談終了後に、枝野代表、福山幹事長ぶら下がりを行いました。
要旨①
枝野代表
総理の方から、こ新型インフルエンザ等特措法を改正をして、現状の新型コロナウイルスに適用できるようにしたいので協力をいただきたいとお申し出がありました。これに対して私から何点か申し上げました。 pic.twitter.com/nMcrJvqceI— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) 2020年3月4日
②
我々としては、協力できることは最大限協力するという姿勢でこれまでもやってきたし今後もそうしていきたい。ただ、ここまでのクルーズ船への対応。特に学校の一斉休校が唐突に準備なく行われたことに対しては、問題だと言わざるを得ない、という趣旨のことを指摘させていただきました。— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) 2020年3月4日
③
申し入れがあった新型インフルエンザ特措法の改正については、私どもは1ヶ月以上前から、我々も作った「特措法」は新型コロナに適用できると申し上げてきた。政府も、2月18日の時点で、新型コロナも「特措法」の射程の範囲内であると十分に認識していたのではないか、と改めて申し上げました。 pic.twitter.com/VdQiquCta6— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) 2020年3月4日
④
であるならば、現行法を明日にでも適用すれば、その方が迅速に対応できる。総理が先週から1~2週間がヤマだと繰り返しおっしゃっていますが、法改正は急いでも1週間以上かかり対応としては遅い。明日、現行法のまま、新型コロナウイルスに適用すべきだと強く二度にわたって申し入れをいたしました。 pic.twitter.com/WMyPK9NH3d— 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) 2020年3月4日
首相との党首会談で、立法事由がなくなった新型コロナ特措法の断念を強く求めました。
首相の新型コロナ対応の基本姿勢を、①専門家の知見を尊重する、②現場で頑張っている方々を信頼する、③国会を構成する政党・会派と相談してことを進める―3つの点で改めてほしいと提起しました。 pic.twitter.com/L9Up3SBIcz— 志位和夫 (@shiikazuo) 2020年3月4日
安倍首相と党首会談。政府は「新型インフル特措法は、新型コロナに適用できない、だから法改正が必要」と言ってきた。ところが、政府はすでに、新型インフル特措法にもとづく措置を新型コロナ対策に適用していたことが、今日の参院審議で明らかになった。政府の立法事由がなくなった。法改正は断念を!
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2020年3月4日
安倍総理との党首会談では、感染拡大防止に全面的に協力すると伝えた上で、主に3点を提案しました。
①特措法は改正せずとも今のまま適用できる
②15兆円規模の緊急経済対策が必要(特に消費税減税を含む10兆円規模の家計減税が重要)
③与野党政府合同会議を設置し国を上げて取り組む体制を構築すべき pic.twitter.com/YUGw6b1PPz— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2020年3月4日
今夕は、安倍総理、二階幹事長と片山共同代表、馬場幹事長の党首会談。当方からは以下を提案
1.中国全土への入国禁止措置
2.医療崩壊を阻止するための措置
3.漏れのない休業補償
4.大規模イベント中止命令と補償
5.地方自治体との連携強化
6.大胆な減税と財政出動https://t.co/3qvMWgZhgs pic.twitter.com/garhypNmEk— 足立康史 (@adachiyasushi) 2020年3月4日
先程、コロナ対策の件で与党との党首会談が開かれました。
わが党からは
①日本への入国禁止措置拡大
②医療崩壊を阻止する為の措置
③働く人に対する漏れのない休業補償
④大規模イベントの中止等への補償
⑤地方自治体との連携と財政支援強化
⑥景気後退に備えた大胆な減税と財政出動を提言しました pic.twitter.com/CHc58kHdWy— 馬場 伸幸(ばばのぶゆき) (@baba_ishin) 2020年3月4日
「新型インフル特措法を適応しているけど適応していない。」日本語が通じない。党首会談では、明日からでも適応して脅威に備えれば良いと勧めた。危機管理を自慢げに言う者が感染症の脅威に今日まで法的穴を開けていた事を認めるのか?そして未知の脅威が現れたらまた法改正するのか?訳がわからん。 pic.twitter.com/MaPg7bL9VD
— 原口 一博 (@kharaguchi) 2020年3月4日
弱い!
野党幹部らはこの状況下では反対できないとも話していて…
党首会談では『安倍総理の話を聞いた上で』最終的には『早期成立へ向け協力』する方向…
あんまりだ。安倍首相にさらに権限を与えるなんて😭
緊急事態条項への布石でしかない「緊急事態宣言」に野党が協力するとはもうお先真っ暗 pic.twitter.com/CkHM8bg8bE
— まー ちゃん 🇰🇷🇯🇵❤︎︎☺︎ (@makimakiia) 2020年3月4日
#玉木雄一郎 代表と #安倍総理 との党首会談では、何が話されたのか?その内容を動画でお届けします。#国民民主党 pic.twitter.com/jw3TOkuPy6
— 国民民主党 (@DPFPnews) 2020年3月4日
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