WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長が新型コロナウイルス対策を強化するように促しました。
3月6日の記者会見でテドロス事務局長は「新型コロナウイルスの問題を真剣に受け止めていない国がある」と述べ、新型コロナウイルスの対策を怠っている国があると指摘。具体的な言及は避けていましたが、イベントの自粛や禁止などをせず、感染を間接的に拡大している国へのメッセージだと思われます。
既に新型コロナウイルスは世界の全ての大陸で確認されており、高温多湿のような環境でも感染が拡大。新型コロナウイルスの拡大を止めるためには、物理的に人や物の移動をシャットダウンするしか無く、一向に感染拡大が止まる気配がない新型コロナウイルスにWHOも強い懸念を抱いているようです。
ただ、WHOの初動対応は遅く、新型コロナウイルスの危険性を本格的に訴え掛けたのは先週くらいからで、その点については世界中から批判を浴びています。
WHO「日韓は政治争い回避を」 各国に新型コロナウイルス防止最優先を要請
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/03/who-19.php
世界保健機関(WHO)は6日、世界の全ての国が新型コロナウイルス感染拡大の封じ込めを最優先課題とすべきと再表明した。
ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者数は同日、累計10万人を突破した。
テドロス事務局長は「新型ウイルスは地理的に拡大しており、懸念が深まっている」と述べた。その上で「グローバル化した世界において、各国の団結が唯一の選択肢だ」とし、封じ込めに向けた世界各国の協調を促した。
新型コロナウイルスの問題を真剣に受け止めていない国がある――WHOのテドロス事務局長が懸念を表明。 pic.twitter.com/djFwhHfFuo
— ロイター (@ReutersJapan) 2020年3月6日
いいね!しよう