イスラエルのテルアビブ大学の研究グループが結核を予防するBCGワクチンの接種と新型コロナウイルスの関係性を調査したところ、ワクチン接種と感染率に関連性が見られなかったことが分かりました。
調査はBCGワクチンの定期接種が行われていた1982年までの感染者と、その他の感染者で分けて行われ、両者の感染率を調べる形で実施。
BCGワクチン定期接種の対象だった人は感染率が11.7%で、BCGワクチンの予防接種をしていなかったグループは10.4%でした。
ほぼ誤差の範囲内だと見られ、研究グループは「BCGワクチン接種の感染予防効果は認められなかった」とまとめています。
ただし、重症化率や死亡率の調査はまだ終わっておらず、現時点では不明だとしていました。
新型コロナウイルスの感染者が急増しているロシアだと死亡率が異常に低いという特徴が見られ、日本を含めてBCGワクチン接種をしている国は新型コロナウイルスの死亡率が低いです。
そのため、今の段階で結論を出すのは時期尚早だと言え、引き続き新型コロナウイルスとBCGワクチン接種の関係は調査が必要だと思われます。
新型コロナ BCGワクチン“予防効果なし” イスラエル研究G
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200514/k10012430111000.html
結核を予防するBCGワクチンを受けた人が新型コロナウイルスに感染しにくいかどうか調べたところ、接種した人と接種していない人で陽性となった割合に差はなく、予防効果は認められなかったとする研究結果をイスラエルの研究グループが発表しました。
BCG接種既往と感染率低下に関連は見つからなかった。イスラエルの研究。https://t.co/QgyhTsUJX6
— 徳田安春(Yasuharu Tokuda, MD MPH)医師、筑波大客員教授、群星沖縄センター長 (@yasuharutokuda) 2020年5月14日
イスラエルにおける解析では、小児期にBCGを接種していた群と接種していない群のSARS-CoV-2陽性率に統計学的有意差はなかったと報告されました(差1.3%、95%信頼区間-0.3%~2.9%; P=0.09)。BCGワクチンにはSARS-CoV-2感染を予防する効果はないと結論づけられています。https://t.co/X0N78bJiIQ
— インヴェスドクター (@Invesdoctor) 2020年5月14日
そういう訳だそうなので、子どものためのワクチンを大人が急いでやったりしないでね。>
新型コロナ BCGワクチン“予防効果なし” イスラエル研究G | NHKニュース https://t.co/WDCUR458pc— 森戸やすみ˙ᵕ˙♡子どもの病気とホームケアBOOK (@jasminjoy) 2020年5月14日
新型コロナ BCGワクチン“予防効果なし” イスラエル研究G ◆NHK 5月14日 https://t.co/EmEd87Cwa1
…一方で、研究の対象となった比較的若い世代では重症化したケースが少なく、重症化や死亡に至る割合との関連についてはまだ分からないとしています。
— Masato Ida, PhD (@miakiza20100906) 2020年5月14日
すでに、ロシアの現状を見て、予防効果はなさそう、という認識になってきてたとは思うので、この結果には驚きませんが、あとは、重症化率(及び死亡率)がどうかですね。ロシア、死亡率は相変わらず低いので。
新型コロナ BCGワクチン“予防効果なし” イスラエル研究G https://t.co/SI59gdt7ez— 半澤三智丸(緑林舎) (@michimaru_h) 2020年5月14日
BCG コロナ イスラエル
BCGの接種者と未接触者の「重篤者数」を比較する必要がある。
接種者と未接種者の「感染者数」を比較するだけではあまり差が開かないと思ってます。
使用したBCGの株も明確にしてほしいですね! pic.twitter.com/9N1Eq0eSrV— doridori (@kazenifukare988) 2020年5月14日
BCGに関してイスラエルの研究グループが予防効果なしと発表したのは「感染率(陽性率)」であって「死亡率」ではない。なんかあたかもBCG説が論破されたかのようなリツイートの勢いだけど(・ω・;)
— プー (@noramelynx) 2020年5月14日
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