政府が推進しているGoToトラベルキャンペーンについて、新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長が反対意見を提示するも、政府がそれを拒否していたことが分かりました。
7月29日に行われた衆議院の国土交通委員会に出席した尾身氏は政府に延期案を示したと言及し、具体的な発言として「(事業を)するしないに関わらず根拠を持った説明が必要。もう少し判断を延ばしたらどうか」などと政府に通達したとコメント。
今月中旬に政府がGoToキャンペーンから東京を除外するかどうかを検討していた場面で、キャンペーンの延期を行うように提言しました。
尾身氏によると、政府はこの提言を採用せず、専門家の意見を無視する形でGoToキャンペーンの実施が決まり、他の専門家からも感染拡大に懸念の声が浮上していたとのことです。
背景にはGoToキャンペーンを何が何でも実施したい政府与党の方針があると見られ、専門家とは形ばかりで政府が強引に政策を決めていたことが明るみに出たと言えます。
GoTo開始、尾身氏が判断先送り提言 政府が退ける
https://www.asahi.com/amp/articles/ASN7Y6HHLN7YULFA022.html
政府の観光支援策「Go To トラベル」事業の開始時期について、新型コロナ感染症対策分科会の会長を務める尾身茂氏は29日、政府に対し、判断に時間をかけるよう事前に分科会として提言していたことを明らかにした。しかし、政府には採用されなかったという。専門家の意見を聞きながら事業を進めるとしていた政府の説明と矛盾しかねない。
GoTo実施の判断は先延ばしをーー専門家の意見を政府は採用しなかったという。国会で述べていた「専門家の意見を聞いて判断」はウソだった。
西村大臣は「様々な混乱が生じる」ことを理由としたらしい。東京除外やキャンセル料、感染のさらなる拡大で、いまや大混乱ではないか。https://t.co/U880I4HuAN— 山添 拓 (@pioneertaku84) July 29, 2020
そりゃそうやろ。
二階大先生が4200万円ポッケにいれちまったんだから、強行するに決まってるわ。— ヒッポロ系S村井 (@Revive_S_M_F) July 29, 2020
政府の進めたい政策に異議を唱えない専門家を集めた審議会(この分科会もその一種)を開き、「専門家の意見を聞いた」とするのが常套手段なのに、それすらできていない。
西村氏は、混乱回避とか言っているけど、混乱しっぱなしで感染拡大させまくり。https://t.co/fdddVxV482 #新型コロナウイルス— 岡崎 敬 (@0kazakikei) July 29, 2020
GoTo開始、尾身氏が判断先送り提言 政府が退ける:朝日新聞デジタル https://t.co/mDLBi6IOYM #新型コロナウイルス :
経済優先政策に利権が絡んでいるとしか考えられない。安倍晋三の政策は全てお友達利権がらみ。分科会の意見も無視しこの有り様。
既に政府は狂人集団である。— 無類力士 (@NP9wt) July 29, 2020
専門家の意見と政府の意見が食い違っているからと言って矛盾してるわけじゃないでしょ。
専門家の意見はあくまで助言なんだから最終的に政府が判断する。政府が責任を持つのは当然のことなんだけど意見の相違で批判されるのは違う。https://t.co/MMWfQAm9l3— よもぎ @テスト期間中低浮上 (@YOMOGI_seiji) July 29, 2020
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