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原爆の黒い雨訴訟、国が控訴を決定!地裁の全員被爆者認定に不満 政府「科学的な知見が不十分」


広島に投下された原子爆弾の「黒い雨」問題で、健康被害を訴えた住民訴訟の結果に不満があるとして、国が控訴する方針を固めたことが分かりました。

NHKの記事によると、国の支援を受けられる区域外に居た住民や遺族ら84人が健康被害を訴えた裁判で、先月に広島地方裁判所が全員を被爆者として認め、広島市と広島県に被爆者健康手帳を交付するように命じるも、国は「科学的な知見が十分とは言えない」などと判決結果に不満を示し、控訴する方向でまとまったとのことです。

8月12日が控訴の期限で、住民支援を拡大したい広島市や広島県は国に控訴をしないように要請していました。

国としてはこれ以上の支援拡大には賛同できないと考えているようで、控訴を決定した国に批判が高まっているところです

海外メディアも控訴決定と取り上げており、日本政府の対応に疑問を投げ掛ける論調が目立っていました。

 

「黒い雨」訴訟 被告の広島市と広島県 控訴の方針決める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200812/k10012563261000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_017

広島に原爆が投下された直後に放射性物質を含むいわゆる「黒い雨」を浴びた住民が健康被害を訴えた裁判で、被告の広島市と県は、国と協議した結果、全員を被爆者と認めた広島地方裁判所の判決に対し、控訴する方針を決めました。

 

 

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