旧ソ連のアルメニアとアゼルバイジャンで発生している大規模な戦闘について、アメリカとロシア、それにフランスが共同で停戦呼び掛けの声明を出しました。
3カ国の共同声明では暴力行為の激化を強く批判した上で、戦闘の即時停止を両国に要請。
前提条件なしの和平交渉を行うように、両国の指導者らに呼び掛けました。
一方で、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は「条件は1つだけだ。アルメニア軍が私たちの土地から即刻、無条件で完全に撤退しなくてはならない」とする声明を発表し、係争地のナゴルノカラバフ自治州からアルメニアが完全撤退するまで戦闘を継続すると強気の発言を繰り返しています。
10月2日の時点で戦況はアゼルバイジャン側が優勢で、ナゴルノカラバフ自治州の制空権をほぼ掌握し、大量のドローン部隊(無人爆撃機)でアルメニア軍を次々に撃破しているところです。
アルメニア軍は大量のドローン部隊に苦戦しており、この数日間で対空設備の大半を失ったことから、戦線がジワジワと押し込まれています。
元々、アゼルバイジャンの方が倍くらいの国力があったため、戦争が長引くとアルメニアが不利になると言われていました。
一方で、アルメニアにはロシアが同盟国として控えているため、このままアゼルバイジャンの進撃が続くと、ロシアが介入してくる可能性もあるところです。
米ロ仏首脳 停戦呼びかけ アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201002/k10012644571000.html
旧ソビエトのアゼルバイジャンと隣国アルメニアの間で戦闘が続いていることを受けて、アメリカ、ロシア、フランスの3か国は共同で声明を発表し、暴力の激化を厳しく非難したうえで戦闘を即時停止するよう両国の指導者に呼びかけました。
アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は9月30日、アルメニアとの間で4日間続いている戦闘について、係争地ナゴルノ・カラバフからアルメニア軍が撤退するまで続けると表明した。
ナゴルノ・カラバフ地域で9月27日に発生した戦闘は、これまで100人以上の死者が出たと伝えられている。アゼルバイジャンとアルメニアの双方が相手国について、実効支配線を越えて砲撃してきたと非難している。
ナゴルノカラバフの部隊の死者は104人に(なお、アゼルバイジャンは最大で2300人を死傷させたと主張)。今日もアルメニアはトルコがF16を飛行させたと訴えたり、アゼル側はアルメニアが戦術ミサイル「トーチカU」を撃ったを主張したり、戦況は混沌としています。 https://t.co/S1EjEmeWQX
— Hiroshi Maetani (@HiroshiMaetani) September 30, 2020
今日(9月30日)現地時間午前中のアゼルバイジャン軍の攻撃の様子 pic.twitter.com/XeFG09FmTJ
— lain (@lain_the_wired) September 30, 2020
このコメルサントの地図がわかりやすい。アルメニアの支配地域(オレンジ)に沿って広範に戦闘が起こっています。アゼルバイジャン側は南部の六つの村を奪取したとしていますが、互いに相手の戦果を否定しているため、まだ全体の戦況ははっきりしません。https://t.co/yqXKwDH8RP pic.twitter.com/IKGZSNYr5c
— Hiroshi Maetani (@HiroshiMaetani) September 27, 2020
アルメニア・アゼルバイジャンの紛争どんどん大事になってますね。。。泣
ジョージア🇬🇪の隣国だしアルメニアも滞在してみたかった国だし、戦況が落ち着くのを願うばかり🙏https://t.co/YoDVKDW904
— ラリア🇦🇺@海外&筋トレ大好き (@ralia_1031) October 1, 2020
アルメニアとアゼルバイジャンの戦況知りたい人はこれ見れば大まかな流れは把握できるよ
想像以上に戦争が大きくなってるから両国少しずつ情報統制してて全てが見えてるわけではないけど https://t.co/lJxps6FWkD— 真。゚(゚´Д`゚)゚。 (@marinosindesu) September 30, 2020
https://t.co/vomge3CCe1https://t.co/vASJh4TzvRhttps://t.co/ep7KEO4eZ6
アルメニア、アゼルバイジャン間の戦況推移について更新しました。
9/29の情報はおおよそ出そろいました。事態は悪化しています— 🔞扶桑のイーグル🏹🔫⚢💥@ノクターン (@505sw) September 29, 2020
二つを比べるとアルメニア側は画質荒いしなんか決定的瞬間映ってるの少ないしで動画を見るとアゼルバイジャン側が車両とか破壊してる感じだけど戦況はどんなもんなんだろ?
あとアルメニア側は不利な動画が出ると大体フェイクだって叫んでるイメージ— 芋 (@jagaimo1990) October 1, 2020
戦況は、「奇襲への即座の反撃」に成功したアゼルバイジャン軍が優勢。
装備の質も量も劣っているアルメニア軍は、遅滞戦闘を行いつつ大規模後退を実施し戦線を整理中。アルメニアへの防衛義務があるロシアが介入するのは時間の問題とはいえ、ロシアが介入すればトルコも本格介入するのは必至。
— 阿多さん@かごしま内山農園 (@atanaga) September 30, 2020
アルメニア・アゼルバイジャン戦争
SNSで開戦宣言が投じられて
SNSで戦争参加協力を呼び掛けて
SNSで戦闘の様子や兵士たちの活動ががアップされて
SNSで大本営発表がなされて
SNSで他国の皆が流れてくる戦況や情報分析してこれが21世紀の戦争の形の一つなんだなぁと。
— ちんさん/G (@chinsan50) September 30, 2020
アゼルバイジャンとアルメニアの紛争だとこの動画が参考になる。両国の戦力と地理を分析して戦況の推移を予測したものだけど、この動画によるとアゼルバイジャンはナゴルノカラバフを陥落させることができるが、その代わりにナヒチェヴァンはアルメニアに占領させるらしい。https://t.co/o3WSACjiLi
— サシカ (@SashaIvanov2053) September 27, 2020
アルメニアはキリスト教国、アゼルバイジャンはイスラム教国。宗教の代理戦争でもあります。
またアルメニアのバックにはロシア、アゼルバイジャンのバックにはトルコがいます。戦況の変化によって大国の介入が…いつになったらこの辺りは安定するんでしょうか?
国家総動員なんて第二次大戦みたい。— michy7777 (@michy7777) September 29, 2020
9条信者は今すぐ中東行って仲裁して来いと憤る方々、ちょっと待って欲しい。アゼルバイジャンは日本同様「国際紛争を解決する手段としての戦争放棄」が憲法に折り込み済みなのである(
— 我慢@体力練成中 (@g_a_man2) September 29, 2020
家族に紹介する用に今のアルメニア vs アゼルバイジャンの戦いをまとめてみた。
異教徒の血を捨てたアルメニア、地震万歳列車を走らせたアゼルバイジャン、両者の気持ちが分かる手助けになれば……
……あれ? ってかこれ、東西陣営めっちゃヤバない?
明らかに世界中に飛び火しまくってるやん pic.twitter.com/ClqqXIt0ez— バーボンハイム (@Bourbonheim) September 28, 2020
頑張って地理的に正しく追加してみたけど……何だこの、アルメニア、アゼルバイジャン周りのドロドロ関係
昼ドラか?() https://t.co/v7qyspSWzm pic.twitter.com/nQnioPv7ty— N.(はるさん) (@haru9629) September 28, 2020
毎度おなじみな感じになりつつあるアルメニア軍(ナゴルノ・カラバフ国防軍)に対するアゼルバイジャン軍のドローン攻撃動画なんですが、攻撃を実行するドローンのカメラに低空を飛行する別のドローンが映りこんでた。 pic.twitter.com/OWH4IxSEK9
— act (@zaylog) October 1, 2020
アルメニアとアゼルバイジャン両国首脳のツイッターでの発言。 pic.twitter.com/qgDHORGymk
— くすた (@AhadHashamranim) September 29, 2020
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