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【正論】WHO「集団免疫に頼ってコロナを野放し状態にするのは非倫理的だ」「集団免疫は期待できない」


*WHO会見
10月12日にWHO(世界保健機関)が世界に向けて、集団免疫戦略を前提としてコロナ対策を放置しないように呼び掛けました。

WHOのテドロス事務局長は感染拡大を容認して集団免疫の獲得を目指す戦略は非倫理的だと指摘し、「集団免疫はワクチン接種に関し使われる概念であり、ある集団がワクチン接種の閾(しきい)値に達すると特定のウイルスから保護されるというもの」とコメント。
人体が直接的に獲得する免疫を意味するわけではなく、あくまでもワクチン接種の概念として存在しているだけものだと説明しました。

また、集団免疫がパンデミック(世界的な大流行)に対応するための戦略として使われたことは過去に一度もないとして、集団免疫を理由にして新型コロナウイルス対策を放置するのは間違っていると強調しています。

いわゆる集団免疫説を根拠にして新型コロナウイルスを野放し状態にしている国は複数見られますが、新型コロナウイルスに感染して獲得することが出来る免疫は数ヶ月程度だと言われ、長期的な集団免疫の維持は分からないのが実情です。
最新研究だと2ヶ月程度で新型コロナウイルスの抗体は大半が消えるとの情報もあり、WHOが呼び掛けているように集団免疫を前提として、新型コロナウイルス対策を疎かにするのは間違っていると言えるでしょう。

 

コロナ「野放し」の集団免疫戦略は非倫理的 WHOが警告
https://www.afpbb.com/articles/-/3309498

【10月13日 AFP】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は12日、新型コロナウイルス対策として一部の人々が提唱している、感染拡大を容認して「集団免疫」の獲得を目指す戦略について、「非倫理的」だとして警鐘を鳴らした。

 

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