旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアで9月末に勃発した大規模な軍事衝突を受けて、自衛隊の訓練内容を「時代遅れ」と指摘する声が話題になっています。
陸上自衛隊ではいわゆる穴掘り訓練が積極的に行われており、素早く陣地を構築するとして、隊員の多くが基礎的な訓練の一環で穴掘り訓練を行うことが多いです。
しかしながら、アゼルバイジャン軍が実戦で見せたのは多量のドローン部隊と砲撃部隊、爆撃機を組み合わせた集中攻撃で、アルメニア軍の装甲部隊や陣地は戦う前に壊滅。
事前に配置していた最新の対空部隊も大量のドローン部隊を処理するので限界となり、防空網に穴が出来て次々に突破されてしまいました。
それにSNSのようなインターネットを使った情報戦が目立ち、全体的に自衛隊の運用思想や訓練内容と比べて先の時代に進んでいる印象が強かったです。
このような戦地の様子にネット上では「アゼルバイジャンのドローン戦が示すのは、陸自が戦後熱心にやってきた偽装や穴掘りがほとんど無意味になったこと」「アルメニア軍は、偽装、陣地構築、隠ぺいなどやるべきことを全部やっているが、センサーで全部発見されドローンで破壊されている。間違いなく、今のままでは陸自は壊滅する」というような声が相次ぎ、自衛隊の対応能力を懸念する声が飛び交っています。
実際に自衛隊ではドローンの導入や無人機の訓練がやっと始まった段階で、アゼルバイジャンのような大量のドローン部隊を同時運用するほどの技術力は持っていません。
運用も出来なければ対処の検討も遅く、ネットの懸念通りに現代の実戦に陸上自衛隊が放り込まれた場合、まともな戦闘が出来ないまま壊滅することになりそうです。
*アゼルバイジャン軍はアルメニアの塹壕や防空壕に爆弾を搭載したドローンを突っ込んで破壊したことも
アゼルバイジャン軍がドローン攻撃により、アルメニア軍の防空態勢を破り、地上部隊をピンポイント攻撃する様子
ドローンというハイテク機械が戦争において兵器として威力を発揮する事が証明された形に
日本の安全保障にとってもドローン攻撃への対策は論点になりそう…🤔
pic.twitter.com/YE61EC89x2— メルカッツ (@InJpbose) October 18, 2020
アゼルバイジャン・アルメニア戦争
・主戦力は傭兵とドローン
・国家ごと包囲し補給線を断つ戦略
・戦地の様子はSNSで世界中から見られる
・最初の停戦合意は5分、次の停戦合意は4分で破られる
・Twitterで戒厳令を布告する
・戦費をクラウドファンディングで集めるあまりにも新時代の戦争すぎる
— クリフ (@bottikurihu) October 19, 2020
アゼルバイジャンのドローン戦が示すのは、陸自が戦後熱心にやってきた偽装や穴掘りがほとんど無意味になったこと。
アルメニア軍は、偽装、陣地構築、隠ぺいなどやるべきことを全部やっているが、センサーで全部発見されドローンで破壊されている。
間違いなく、今のままでは陸自は壊滅する。
— 部谷直亮 (@a2ad_nh) October 18, 2020
ドローンが文字通り機甲部隊撃滅の切り札になる時代が来てしまうのでしょうか。ドローンの弱点は気象条件ですが、言い換えれば目立った弱点はそれしか無い。
掩蔽豪まで自律捜索で破壊されるとなれば、地上戦の様相が一気に変わってしまう。— ミサイラー (@gYqHSnlmktDdPsL) October 19, 2020
軍事用ドローンの進化は驚くものが有ります。
用途も技術も自分の想像力の無さを思い知らされます。 pic.twitter.com/h3HsXUY48c— アガペエな呑兵衛 (@S9HRotlujUQAIcc) October 19, 2020
こういう新しい軍事技術に対応するためにも、軍事的研究は必要だろう。
戦争したくないから、軍事的研究しない、させないは意味不明。
— kou 感染症に強い国づくりを (@kou5600) October 19, 2020
アゼルバイジャンのドローン攻撃が強すぎます。自衛隊もドローンやロボット犬部隊を創設し増強しなければ新時代の戦争についていけず壊滅します。ドローンやロボット犬部隊がメインになれば自衛官の戦死も多く防げるのでぜひ導入してほしいです。写真は塹壕に隠れてもすぐバレてるアルメニア軍 pic.twitter.com/zEPAo9j07j
— hacci (@Coo05v) October 19, 2020
とりあえず退避壕の入り口にヤバい急カーブ描きながら突っ込んでくドローンの映像が脳裏から離れない 退避壕もドローン対応型でないと突っ込まれて中の人全滅するの確定か ひでえ時代だ…… 戦争は変わった……
— 戦車 (@MoterSensha) October 18, 2020
ツイッタに「後報の増援に対してもドローンが片端から打ち込まれてる」という情報が出てから、一日ぐらいでアゼルバイジャンの空軍が投入されて、そしたらすぐやったね……ドローンの効果的運用で、ガチガチの山岳陣地を孤立化させ崩壊させられるっての、ちと戦争が未来に進んだ音がする。
— 戦車 (@MoterSensha) October 18, 2020
陸上の縦深防御敷かれた地域、そうそう補給線絶てるもんでなく、大軍で包囲して漸くだし、なんなら徒歩で敵の想定外ルートで補給できるんだけど(ティエンビエンフーとかベトナム戦争とかね)まさかドローンと、砲兵だけでやれるとは思わないよ・・・。
— 戦車 (@MoterSensha) October 19, 2020
自爆型のドローンにより、
兵器の消費コストの不均衡を強要されないような、
安価で数を撃てる地対空兵器が必要になってくるんでしょうが、この分野では、イスラエルが結構進んでる感。 pic.twitter.com/UnVLWLDhnH
— 宇宙怪獣 (@bemusuta) October 19, 2020
これまで世界の脅威はABC兵器と言われてきたけど、これからはDE兵器、ドローンと電子兵器になると予想している。
新時代の戦争が幕を開ける。 https://t.co/MnkaWPoGH4
— 味ポン (@ajipondu) October 19, 2020
ドローンで戦争してるってニュース見て、街中で飛んでるフリスビーみたいなやつ想像してたら全然違くて草。
これは命を刈り取る形をしてますわ。顔がのっぺりしててほんまキモい。エヴァのプロトタイプ見てる時に似た不安感がある。 pic.twitter.com/zfcNppwYSJ
— nakai (@nakai_power) October 19, 2020
第四次中東戦争でイスラエルの機甲部隊がエジプト軍の対戦車ミサイルにフルボッコされたとき、世界の軍事筋では「戦車無用論」が幅を利かせた。が、間もなく対抗策が講じられた。ドローン戦も同じ。対抗策のイタチごっこが軍事技術の歴史。 https://t.co/uRsct3s2Is
— 囚人番号6 (@F4EJ2Phantom) October 19, 2020
いいね!しよう