*新型コロナウイルス
一部のメディアやネット上で「新型コロナウイルスを季節性インフルエンザと同じ5類相当に」「指定感染症から外して5類にすべき」などと言われていますが、このような意見は現場や新型コロナウイルスの実態を無視した非現実的な暴論です。
国の感染症法では感染症を1~5類に分けて判別しており、現時点で新型コロナウイルスは2類相当となっています。
この2類相当にはSARS(重症急性呼吸器症候群)などが含まれ、合わせて新型コロナウイルスは「指定感染症」とも定められました。
このような指定対象になっていることで法的な措置や行政対応を優遇して受けることが可能となり、新型コロナウイルスの検査や入院時の自己負担額が大幅に減額されているのです。
仮に新型コロナウイルスを季節性インフルエンザと同じ5類相当に変更した場合、治療費の大部分は自己負担に変更され、ホテル療養だけで数万円の費用が発生することになります。
PCR検査を受けるだけで2~3万円の費用が追加発生し、お金がない人は検査すら受けることが出来なくなるでしょう。
指定を見直すことで一般病院が新型コロナウイルスの患者を受け入れることが出来るようになりますが、そうなると感染症対策が未熟な普通の診療所では院内感染を食い止めることが出来ず、今まで以上に感染者数は激増する可能性が高いです。
新型コロナウイルスの変異種が発生していることも考えると、文字通り歯止めが掛からない状態になるのは容易に想像することが出来ます。
一般病院での患者受け入れは病床使用率や病床数の水増し効果しか無く、全く根本的な解決には繋がりません。
他にも突っ込みどころが満載で、新型コロナウイルスを5類相当に引き下げるとの意見は暴論そのものなのです。
少なくとも、インフルエンザレベルの治療薬やワクチンなどが無いまま引き下げるなんてことは出来ず、変異種の存在がある以上は現状維持が正解だと言えます。
コロナを指定感染症から外したって、私たちは明日もマスクを外せやしない。
https://note.com/covid_neet/n/ned845e37e92e
私の意見を整理します。
【意見】
指定感染症のまま、柔軟に対応するのがいいと思う。
【理由】
⑴自費治療になると、コロナ疑いがあっても保健所に連絡しない人が多発し、感染が拡大すると思う
(2)指定感染症から外れても、病院は警戒を続けるから、ひっ迫した状況はかわらないと思う
(3)コロナはインフルと同じ対策じゃおさえきれないくらい強力
(4)指定感染症だから、柔軟な措置をとれる
指定感染症にしておくことと、5類にすること。私の知らないメリット・デメリットはたくさんあるんだと思う。いろんな立場の人が、それぞれ思うことはあると思う。
どの立場の人にも、どんな意見の人にも、その人に見えているものがあって、思いがあって、守りたいものがある。その気持ちや辛さは否定しちゃいけないし、救われてほしいと思う。
5類にしたい人たちが、潰されてしまっていいって話ではないし、蔑ろにされていいって話でもない。
でもね、いっぱい考えたし調べたけどね。私には
「明日から5類にしよう。これからはインフルと同じ対応しか基本できないよ。ルールを変えようとおもったら、すっごい大変だよ」
に変えちゃうメリットがわかんないんです。ていうか、感染拡大リスクがすっごい時点で、5類にしちゃだめだめでしょう。
……って、おもうんです。
「新型コロナウイルスを指定感染症から外して5類にすべきか」という問題について、25歳のニートがイラストにまとめながら、ちゃんと考えてみた。
noteでは厚労省の資料も出しながら、もっとちゃんと考えてみた。
お願い、えらい人。くわしい人。
1回でいいからみんな見て。https://t.co/2XIBrmMoWP pic.twitter.com/vDr8EAVxlz— コロナにかかったニート@札幌ホテル療養12/11〜17 (@covid_neet) December 30, 2020
こんばんは。
少し前に、沖縄で対策に当たっている高山先生と同じような指摘にたどり着いていると思いながら読みました。似た話ですが、一方は医師、こちらは患者の視点を読むことができてとても参考になりました。 https://t.co/Q6sOJ2riwX
— らいちゃん🐧GoToオフトゥン (@rai_chee) December 30, 2020
拝読いたしました。5類にすると、色々な制限ができなくなるんですね。
それだと、インフルになっても出社せざるを得なかった一昨年迄の様相に戻ってしまい、休まない為に検査を受けずにコロナを放置してしまう人が増えると思います。感染拡大を防げなさそうで、怖いです。— 牙六-ガム- 🤐ガム?贅沢な名だね。お前は今日から石禁だよ。 (@TABACCOSHOP) January 2, 2021
2類か5類か、これはよく耳にするご質問ですが、12月21日の西村大臣、尾身先生の臨時記者会見のなかで感染症部会の脇田先生がご回答くださっているので、以下にご紹介します。(発言そのままではなく少し編集しています。どこかで紹介せねばと思ってました。)
“感染症法に基づくその分類について。 https://t.co/ZyXqmq1Rgr
— “最前線にマスクと防護具を”実行委員会 (@covid19maskjp) January 4, 2021
現在新型コロナウイルス感染症は2類でもなく5類でもなく、指定感染症という枠組みで様々な措置が決められてる。
リスクアセスメントが非常に重要だが、この新型コロナウイルスはまだわからないことが多いということで1つは医療の面から感染をした人をどう守っていくのか、それからこの感染の蔓延を— “最前線にマスクと防護具を”実行委員会 (@covid19maskjp) January 4, 2021
いかにして防止していくのか、その両面の観点からその今措置が決められているということになります。
ですから単純に2類なのか5類なのかという観点よりも、この新型コロナウイルスにどういった措置が必要なのか、そういった観点から感染症部会では先日議論をしていま1年の延長ということを行い、
— “最前線にマスクと防護具を”実行委員会 (@covid19maskjp) January 4, 2021
その1年の中でまたさらに議論を行い、今後どういった分類が必要なのか、2類なのか5類なのか、あるいは新しい分類が必要なのか、それを検討していくという議論をしている。”
— “最前線にマスクと防護具を”実行委員会 (@covid19maskjp) January 4, 2021
新型コロナウイルスはインフルエンザよりも遥かに感染力強いんだから指定感染症から5類にしたら濃厚接触者やクラスターは調べないらしいから、院内クラスター多発して医療崩壊するんじゃ?
そうなったら今の医療崩壊するかも!なんてすっ飛ばして一瞬で医療崩壊しそうなんだけど(゚Д゚;)— 各駅停車(謎の用務員) (@kakuekiteishya) January 5, 2021
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