*海外メディアから
日本のツイッターで「ペロシ逮捕」「トランプ反撃開始」というようなワードがトレンド入りしていますが、その根拠を調べてみたところ、全く違うニュースを勘違いしていたことが判明しました。
ペロシとはナンシー・ペロシ民主党下院議長のことで、共和党やトランプ大統領とは対立している政治家となっています。
ペロシ逮捕が日本で話題になったのは1月10日昼頃で、ツイッターのトレンドに「トランプ反撃開始!」とセットで上位にランクイン。
日本のトランプ支持者らが「これでトランプが勝てる!」「ここからトランプ大統領の反撃だ!」「民主党ざまーみろ!」などと歓喜の声を投稿し、それが延々と拡散されて広がっている状態です。
しかしながら、アメリカのニュースを調査してみると、ペロシ逮捕とする正式なメディアの記事は一個も出てきませんでした。
逆にこの前の議会乱入事件で「ペロシ議長の部屋に入って荒らした男性を逮捕」というようなニュースが多く見られ、日本のトランプ支持者らが騒いでいた内容とは真逆の記事が飛び交っています。
どうにも、ペロシ議長の部屋で逮捕された男性のニュースを「ペロシ逮捕」と誤解した拡散したのがキッカケみたいで、ペロシ議長の逮捕を裏付けるニュースや情報は存在すらしていませんでした。
アメリカ大統領選挙絡みのネタはこのようなことが多いのですが、英語を読めない人を利用して、都合のいい印象操作やデマ情報を拡散させている人が非常に多く居るように感じられます。
*幸福の科学関係の右派団体や保守系グループが目立つ
「ペロシ逮捕」で日本の一部界隈が盛り上がってるが、英語で”pelosi arrested”って検索して出てくるの、議事堂乱入事件の時にペロシ下院議長の演題をすげー良い笑顔で持ち去った男が逮捕されたニュースなんだよなhttps://t.co/2tlu5snm2m pic.twitter.com/jHEh2v8JtI
— マルベリー公 (@D_o_Mulberry) January 10, 2021
ペロシ逮捕の真偽は不明だが、トランプ大統領の最後の切り札は軍事裁判しかないと思っている。
— 海乱鬼 (@nipponkairagi) January 10, 2021
『ナンシー・ペロシ民主党下院議長逮捕』って喜んでる奴ら、馬鹿だろ。
『ナンシーペロシの事務所に侵入した男を逮捕』だよ。
— Shozy (@Shozy1911) January 10, 2021
ペロシ逮捕とか、トランプ反撃開始とかがトレンド上がってるのを見て、関東大震災の時の「朝鮮人が井戸に毒を入れた」ってデマを信じ込んで、多くの虐殺が起こったってのが、実感として理解できて恐怖してる。
— Mighty Jack (@Mightyjack1) January 10, 2021
日本語のツイッターでは、トランプ反撃開始で軍がペロシ逮捕などという妄想が垂れ流されて、トレンドに上がってる。いやあ、さすがにこれは「日本終わったな」と言われても仕方ないひどさ。
— Mitsuyasu Sakai/堺三保 (@Sakai_Sampo) January 10, 2021
ペロシ下院議長のオフィスに侵入し、机に足を投げ出した男が逮捕された
⇒それが「ペロシ逮捕」となってトレンドに上がり、トランプ反撃だ!と燃え盛る。デマと知りつつ煽る輩もいるんだろうが「朝鮮人が井戸に毒入れた」デマによる陰惨な虐殺事件の歴史になぜ何も学ばない?https://t.co/9XKuCGV7AR
— 盛田隆二🫖Morita Ryuji (@product1954) January 10, 2021
やはり統一教会系新聞社のワシントン・タイムズのお詫び「記事では当初、6日に議事堂に侵入した人々の中にアンティファのメンバーがいることが顔認識ソフトウエアのXRビジョンによって特定されたという誤った情報を記載」【検証】「米議会に乱入したのはアンティファ」は誤りhttps://t.co/1orSGUniis
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) January 10, 2021
ペロシ下院議長のオフィスで、机の上に足を乗せているおっさんが逮捕されたが、日本では何で「ペロシ逮捕」のデマに変わるんだよ。https://t.co/73Iv3ekPmg
— ぐうぞー (@guchi2) January 10, 2021
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