厚生労働省が新型コロナウイルス対策の一環として運用している追跡調査アプリの「COCOA」ですが、その開発を行なっている委託企業に計2億9448万円が支払われていることが分かりました。
これは厚労省への情報開示請求から判明した情報で、開示請求を行なったむぐらさんは「1億円近くのアップです。どちらも、2億は超えたくない、3億は超えたくない、というスーパー特売価格のような絶妙の価格設定」とコメントし、3億円に抑えるための価格設定ではないかと指摘。
問題となっているのはその内訳で、パーソルプロセス&テクノロジー(パーソルP&T)の委託先だと見られている株式会社FIXERに1億2062万円が使われていますが、重要な作業を行なっていた下請けには1000万円前後だけ。
システムの開発には一定の金額を投入していますが、その後の保守運用などを含めた対応だとかなり金額を抑えている傾向が見られ、このような極端な配分がトラブルを招いた一因になったのではないかと言われているのです。
菅首相も国会で懸念を表明していましたが、このような運用状況が続く限り、COCOAのトラブルは長期化することになるかもしれません。
厚労省から接触確認アプリCOCOAの情報開示
https://note.com/mugura/n/ncc3c61de39ea
結果として、2億9448万円のゆくえはおおよそ、こうなりました。
株式会社FIXER 1億2062万円
株式会社エムティーアイ 1615万円(うち396万500円が再々委託2社へ)
日本マイクロソフト 2201万2000円
残りがパーソルP&Tの取り分とすると、1億3570万円この再委託変更申請書には、プロジェクトの履行体制図なども含まれていますので、何が起きたのかわかるかた、ぜひ教えてください(2回め)。
Android版COCOAを「無用の長物」にした重大バグ、4カ月以上見過ごされた理由
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/05159/
厚生労働省が新型コロナウイルス感染拡大防止策として導入した接触確認アプリ「COCOA(ココア)」に前代未聞のトラブルが発生している。2021年2月3日にAndroid版のCOCOAで、陽性登録したアプリ利用者と接触しても検知しない障害が明らかになった。検知しないため当然通知も来ない。
『Android版COCOAを「無用の長物」にした重大バグ、4カ月以上見過ごされた理由』 https://t.co/LO2W7N4jxR
記事では直接は書かれていないけど元請けのパーソルの受注は2億9448万円だが、下請けのエムティーアイの委託費用は1615万円、APIが変わりつづけるから開発しつづけてといっても無理な値段— KOSAKI Motohiro (@kosaki55tea) February 5, 2021
凄いタイムリーな時期に議論することになりました。私は関係者ではないので、期待していたことがどこまで実現されているのか/いないのか、なにか実現を阻害しているのかなどを遠慮なくぶつけてみたいと思っています。 https://t.co/psoKKw12QJ
— 及川卓也 / Takuya Oikawa (@takoratta) February 3, 2021
こうなりますわな。
発生した損害は基本的には品質管理を担当した企業が負う。ただ、今回の場合、被害額をどう見積もるのだろう…。
また、1次請け、2次請けは発注(仕様)どおりに製作したか否かがポイント。https://t.co/y8gTHk7ZWF— ばんばん @ 茹でガニ (@banbanxp) February 6, 2021
https://t.co/dlb3LxV6Hl
今の日本だとさもありなんと思ってしまうのが悲しい。— Obscure Objects (@_t55h_) February 5, 2021
iPhone版のも全然機能してないんだけど…?
ホンマに濃厚接触者と接触してへんのか…? https://t.co/gOLTIu3GR6— メリー@ダイオウグソクムシおじさん (@merry5548) February 6, 2021
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