神戸大大学院医学研究科教授の岩田健太郎医師が新型コロナウイルスへの認識を改めたと表明しました。
自身のツイッターで岩田教授はインフルエンザが激減したほどに強い感染対策をやっても新型コロナウイルスの流行が止まらないとして、強力な対策にもかかわらず日本ではすでに6千人以上、世界では2百万以上の人が死んでます。これがコロナの正体。インフルや風邪といっしょやん、という人は根本的に問題を見誤っています」とコメントし、新型コロナウイルスは極めて危険な病気であると強調。
これに対して一部の読者から「過去の発言と認識が異なっているのではないか」というような指摘を受けたところ、岩田教授が引用する形で「残念ながらこの仮説は大間違いでした。コロナと共生は可能ですが、失うものが大きすぎます。ゼロコロナのほうがベターなシナリオと今は思います」と発言しました。
前に岩田教授は新型コロナウイルスの流行初期に「リスクを過大評価するとやらなくてもいいことをやってしまう」「感染の拡大する中で新型コロナウイルスの流行も日常になるというシナリオもあり得なくはありません」などと述べ、新型コロナウイルスのリスクを過大評価するべきではないとコメントしています。
その認識が誤っていたと正式に表明した形で、専門家である岩田教授の認識を遥かに超えて、それ程までに新型コロナウイルスが驚異的な存在であることを示していると言えるでしょう。
毎年たくさんの方が亡くなるインフルエンザ。強力な感染対策でその被害は激減しました。その強力な対策にも「かかわらず」日本ではすでに6千人以上、世界では2百万以上の人が死んでます。これがコロナの正体。インフルや風邪といっしょやん、という人は根本的に問題を見誤っています。
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) February 6, 2021
医療機関などでの大きな規模、長期化するクラスターがあちこちで発生してます。大事なのは初動。CNICなど感染のプロに全権を与えて任せること。プロがいなければ外部に泣きつくこと。院長とかが干渉すると失敗の元です。院長は感染対策の素人なので口を出さずにサポートだけしてください。
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) February 9, 2021
残念ながらこの仮説は大間違いでした。コロナと共生は可能ですが、失うものが大きすぎます。ゼロコロナのほうがベターなシナリオと今は思います。 https://t.co/NIbSxBFKyu
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) February 10, 2021
方向転換、ありがとうございます。
できれば、考えを変えられた理由もお聞かせ願いたい。お身内の方が感染した、等の理由でもかまいませんから。 https://t.co/CfnJiTaXJn
— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) February 10, 2021
たまたまツイート見つけたからコメントしただけで、もう去年のだいぶ早い段階から「コロナとの共生」は無理だと感じていました。やはり2月の段階では「インフルみたいな病気か」と甘く見ていたのですね。そこは大間違いでした。 https://t.co/cq4bEb7vRy
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) February 10, 2021
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