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原発事故の除染土で野菜栽培、農地や公共事業への利用が本格化?環境省「実証事業で安全性をしっかり示すことができた」


福島第一原発事故で発生した大量の除染土について、環境省が除染土の再利用を促進させる方向で動いていると報じられています。

これは時事通信社が取り上げた情報で、昨年12月に行われた飯舘村で開かれた会合で環境省の担当者は「実証事業の結果、安全性をしっかり示すことができた」と発言。
除染土の再利用をした農地から収穫された野菜の放射性セシウム濃度は基準以下だったとして、政府は除染土の再利用を拡大するためのプランを推進するとしています。

既に中間貯蔵施設には膨大な量の除染土が積み上がっており、これを減らすために除染土の再利用構想が本格化しました。数年の実証事業を得て環境省は「安全性が確認された」と豪語し、農地や公共事業への再利用を推し進めようとしているのです。

最大で99%の除染土が再利用の対象になるとされていますが、放射性セシウム以外の核種は不明な点が多い上に、住民からも除染土の再利用に懸念を示す声が相次いでます。
自治体によっては除染土の再利用に反対する抗議運動も起きている状態で、このまま除染土の再利用計画が推し進められた場合、国民の反発が強まることになるでしょう。

 

環境省 除染土の再利用について
http://josen.env.go.jp/chukanchozou/facility/recycling/

除染土で野菜栽培 再利用に住民反発も―環境省・東日本大震災10年
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030900208&g=soc

「実証事業の結果、安全性をしっかり示すことができた」。昨年12月、飯舘村で開かれた会合で、環境省の担当者は胸を張った。
放射性セシウム濃度が1キログラム当たり5000ベクレル以下の除染土のみで、インゲンとキャベツを栽培。収穫物の放射性セシウム濃度はそれぞれ同0.4ベクレル、同1.6ベクレルと、国の基準値(同100ベクレル)を大幅に下回った。
環境省は、除染土の再利用を通して最終処分量を減らす構想を描いており、最大99%が再利用可能と見積もる。中間貯蔵施設で保管する膨大な廃棄物を、全て県外に搬出して処分するのは現実的でないとの事情が背景にある。

 

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