*官邸
政府が運営しているワクチンの大規模接種センターでシステムトラブルが発覚した問題で、岸信夫防衛相に続いて今度は河野太郎ワクチン担当相がメディア報道に苦言を呈しました。
産経新聞の記事によると、5月18日の記者会見で河野太郎大臣は「一部の報道で、65歳以上でない方が面白半分に予約を取って65歳以上の方の予約を邪魔し、それを誇っているかのような行動があったので、自衛隊から抗議が出されたと承知している」と述べ、調査したメディアに問題があると批判。
また、政府も予約システムの一部を改修した上で、悪質な虚偽予約には法的措置を取る場合もあると強調していました。
キッカケは朝日出版社のメディアや毎日新聞の記者らが仮予約を行い、架空の生年月日や市町村コードなどでも予約が可能だと取り上げた記事です。
取材を行った記者は架空の番号で予約し、その後にキャンセルを行って取り消したと伝えています。
これに政府の担当大臣らが大激怒した形で、反応的にシステムの不具合を大々的に報道された逆恨みもありそうです。
「面白半分に予約を邪魔」 河野氏、朝日新聞出版と毎日念頭に
https://www.sankei.com/politics/news/210518/plt2105180008-n1.html
河野太郎ワクチン担当相は18日午前の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの大規模センターの接種予約に関し、「一部の報道で、65歳以上でない方が面白半分に予約を取って65歳以上の方の予約を邪魔し、それを誇っているかのような行動があったので、自衛隊から抗議が出されたと承知している」と語った。
コロナワクチン大規模接種、システム改修へ 虚偽予約、法的措置も―政府
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021051800500&
国が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種の予約が架空の市区町村コードや接種券番号で可能となっている問題を受け、岸信夫防衛相は18日の記者会見で、予約システムを一部改修すると明らかにした。また、加藤勝信官房長官は会見で、虚偽予約に対して「悪質なケースは法的措置を取ることも排除しない」と表明した。
自衛隊大規模接種センター予約の報道について。
今回、朝日新聞出版AERAドット及び毎日新聞の記者が不正な手段により予約を実施した行為は、本来のワクチン接種を希望する65歳以上の方の接種機会を奪い、貴重なワクチンそのものが無駄になりかねない極めて悪質な行為です。— 岸信夫 (@KishiNobuo) May 17, 2021
両社には防衛省から厳重に抗議いたします。
不正な手段でのワクチン接種の予約は、本当に希望する方の機会を喪失し、ワクチンが無駄になりかねないと同時に、この国難ともいうべき状況で懸命に対応にあたる部隊の士気を下げ、現場の混乱を招くことにも繋がります。— 岸信夫 (@KishiNobuo) May 17, 2021
本センターの予約システムで、不正な手段による虚偽予約を完全に防止する為には、全市長区町村が管理する接種券番号を含む個人情報を予め防衛省が把握し、予約番号と照合する必要があり、実施まで短期間等の観点から困難かつ、全国民の個人情報を防衛省が把握する事は適切でないと判断いたしました。
— 岸信夫 (@KishiNobuo) May 17, 2021
他方、今回ご指摘の点は真摯に受け止め、市区町村コードが真正な情報である事が確認できるようにする等、対応可能な範囲で改修を検討してまいります。
— 岸信夫 (@KishiNobuo) May 18, 2021
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