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中国の恒大グループ、株式売却できず資金調達難航!傘下企業の売却交渉で失敗 中国不動産の新力控股がデフォルトも


*恒大グループ
中国の不動産大手「恒大グループ」が資金調達のために傘下企業の株式売却交渉を行っていましたが、結果的にそれが失敗したことが分かりました。

NHKの記事によると、ドル建ての社債の利払い期限が迫っている恒大グループは傘下企業の株式を売却して資金を得ようとしていましたが、別の不動産会社が買取に合意しなかったことで株式売却は失敗。
予定通りならば2900億円ほどの資金調達が見込めるとされ、金融市場からはデフォルト回避になるのではないかとして期待感が高まっていました。

一方で、中国の不動産業界は恒大グループ以外にも経営難の流れが迫っており、中堅不動産会社の新力控股(シニック・ホールディングス)がドル建て社債の償還ができないとして債務不履行(デフォルト)になったと宣言しています。
アメリカの格付け会社S&Pグローバルは新力控股の長期発行体格付けを「ダブルC」から「SD(選択的デフォルト)」に引き下げ、さらなるデフォルトを連鎖させる危険性があると指摘していました。
*日本経済新聞より

中国では不動産関連の引き締め政策が数年前から強まっていましたが、その影響で経営難に陥る不動産会社が続出し、今のデフォルト騒動が起きるキッカケとなっています。このままデフォルトが連鎖するのか世界が注目している状態で、今後の動きによっては世界経済に深刻な影響を与えそうです。

 

中国 恒大グループ 傘下企業の株式売却できず
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211021/k10013315801000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003

巨額の債務を抱えて経営難に陥っている中国の不動産大手恒大グループは、傘下の企業の株式を売却する交渉が成立しなかったことを明らかにしました。売却によって資金繰りを改善させるねらいでしたが、経営はさらに苦しくなるとみられます。
中国の不動産大手恒大グループ傘下の不動産管理会社は20日、別の不動産会社に株式を売却する交渉が成立しなかったと発表しました。

中国不動産の新力控股がデフォルト ドル社債280億円
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM19DT70Z11C21A0000000/

【香港=木原雄士】中国の中堅不動産会社、新力控股(シニック・ホールディングス)は18日に期限を迎えた2億4600万ドル(約280億円)のドル建て社債を償還できず、債務不履行(デフォルト)になった。英紙フィナンシャル・タイムズなどが報じた。中国恒大集団もデフォルトに陥る懸念がくすぶっている。

 

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