1月21日に岸田文雄首相とアメリカのバイデン大統領が首脳会談を行い、敵基地攻撃能力の検討についてアメリカ側が歓迎の意向を伝えたことが分かりました。
敵基地攻撃能力を巡っては岸田首相や政府与党が前向きな導入を検討するとしており、反対を表明している最大野党の立憲民主党や共産党などと衝突。
国内の世論も賛否両論でしたが、先日の日米首脳会談で岸田首相がいわゆる敵基地攻撃能力を含む日本の安全保障政策の検討状況に言及したところ、バイデン大統領は好意的な反応を示したと伝えられています。
国会でも敵基地攻撃能力の導入をめぐる議論が徐々に行われていますが、アメリカの後押しもあってさらに今国会で議論が加速する可能性が高いです。
野党側は断固反対の立憲民主党や共産党と前向きな日本維新の会や国民民主党で意見が割れ、強い世論の反発が無ければ、なし崩し的に敵基地攻撃能力は決まることになるかもしれません。
野党、「敵基地攻撃能力」で足並み乱れ 岸田首相は進展に期待感
https://mainichi.jp/articles/20220120/k00/00m/010/256000c
岸田文雄首相の施政方針演説などに対する各党代表質問で「敵基地攻撃能力」に対する野党各党の立場の違いが表面化している。野党内には、政府が野党の足並みの乱れに乗じ、敵基地攻撃能力の保有に向けた検討を加速させかねないとの警戒感もある。
バイデン大統領が日本の「敵基地攻撃能力」検討を歓迎
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4453683.html
昨夜の日米テレビ首脳会談で、岸田総理から、いわゆる敵基地攻撃能力を含む日本の安全保障政策の検討状況について説明があり、バイデン大統領からは、これを歓迎する意向が示されたということです。
岸田首相
「安全保障については、私から新たに国家安全保障戦略などを策定し、日本の防衛力を抜本的に強化する決意を表明」
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