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懲役刑と禁錮刑を廃止に!1907年以降で初の刑変更、「拘禁刑」に一本化へ 刑務作業から改善更生に重点


懲役刑と禁錮刑を廃止して「拘禁刑」に一本化するための刑法改正案が参院法務委員会で可決されました。
この改正案によって今まで懲役受刑者に科されていた刑務作業が義務でなくなり、刑務作業から改善更生を重視して指導や教育に多くの時間を充てることにするとしています。

来週の本会議で可決・成立となる見通しで、刑罰の種類変更は1907(明治40)年の刑法制定以降で初です。
施行は法律の公布から3年以内となっていることから、遅くても2025年度には始まることになります。

日本の刑罰が大きく変わる今回の改正案、現場や関係者からは困惑の声も多く、様々な手続きも変わることから制度変更による問題を指摘する意見も目立っていました。
刑務作業から改善更生に重点が変わることで本当に意味があるのかと専門家の間でも意見が割れており、刑法が変わってから再犯防止の理念を何処まで現場に反映することが出来るのかが重要になりそうです。

 

「拘禁刑」創設、来週成立へ 懲役廃止、刑変更は近代初
https://nordot.app/907904993675755520?c=724086615123804160

刑罰の懲役と禁錮を廃止し「拘禁刑」に一本化する刑法などの改正案が10日、参院法務委員会で採決され、賛成多数で可決された。来週の本会議で可決・成立する見通し。懲役受刑者に科されていた刑務作業が義務でなくなり、改善更生に向けた指導や教育に多くの時間を充てることが可能になる。「応報」とされていた刑罰の概念を変え、再犯防止の理念を矯正の現場に反映させるのが狙い。

 

 

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