*サハリン2
6月30日にロシアのプーチン大統領が石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の接収を命令する大統領令に署名しました。
この大統領令では日本の商社も出資する「サハリン2」の権利を全てロシア企業に譲渡するとしており、今後はロシア側が設立する有限法人に運営を移管するとしています。
サハリン2の事業会社サハリンエナジーに三井物産が12.5%、三菱商事が10%ほど出資していましたが、すべての資産や関連する権利がロシアによって強制接収される見通しです。
ウクライナ戦争が始まってから行われた対ロシアの経済制裁に報復する形で行われたサハリン2の強制接収であり、日本政府はロシアに強く抗議しています。
サハリン2はサハリン州北東部沿岸における天然ガスや石油採掘の一大プロジェクトとして行われたもので、ロシアが建設した初の天然ガス液化プラントでもありました。
2009年には麻生太郎元首相が出席して、「ロシアがアジア太平洋における建設的なパートナーとなる歴史が始まる」などと演説していただけに、サハリン2の強制接収は非常にインパクトがあると言えるでしょう。
ロシアのプーチン大統領は6月30日、同国極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の運営をロシア側が新たに設立する法人に移管し、現在の運営会社の資産を無償譲渡するよう命じる大統領令に署名した。同事業に日本から参加する三井物産や三菱商事は今後、運営の枠組みから排除される可能性が出てきた。
サハリン2は予想通り、日本側から撤退せずに時間稼いでいた事で、ロシア側による強制接収という形になり、日本はサハリン2に持っていた権益に相当する規模の「報復措置」を行う権利を得ました。<日本側から撤退すると日本側権益をロシアに無償譲渡する形になっていた
— 三栖見アレナ (@misumi_alena) July 1, 2022
プーチンが“サハリン2”の資産をロシア企業に無償譲渡させる大統領令に署名。有無を言わせぬ措置。“台湾有事と沖縄有事には中国で国防動員法が発令され、在中日本企業の資産はこのように接収される。中国進出の日本企業約13,600社はこのリスクを知らない”と平井宏治氏。これが無法国家に進出する怖さ https://t.co/LTIkQqBoBQ
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) July 1, 2022
プーチンがサハリン2を国営化すると宣言しましたが、想定済みです。対ロ強硬姿勢をとった以上当然こうなるでしょう。かえってサバサバした。いずれロシアが崩壊したとき北方領土と一緒に取り返せばいい。そんなに遠い日のことではないと思う。
— 有馬哲夫 (@TetsuoArima) July 1, 2022
ロシアによる資産接収であり暴挙。ただ、こうしたことが起こりうることを念頭に、シェルのように撤廃も検討すべきと提案してきたし、代替エネルギーとして原発の再稼働を早くから働きかけてきた。情報収集も含め政府の対応は万全だったのか疑問が残る。ロシアは信用できない。 https://t.co/KIKY9VgEPS
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) July 1, 2022
技術だけ取られて追い出されるという中国が民間でやる話を、大統領がやる国。
「話し合いで北方領土が返ってくる」と、言っていた人がどれくらい頭が悪いのかが、お分かりいただけますかね?
〉サハリン2「ロシア企業に無償譲渡」の大統領令…三井物産・三菱商事が出資 。https://t.co/KRYP3MZVOH
— ひろゆき (@hirox246) July 1, 2022
「サハリン2」ロシアが接収 プーチン氏が大統領令―日本商社出資のLNG事業:時事ドットコム https://t.co/KlZJfbAwvd
やっぱり接収だった。どうせこうなるなら日本の方から先に放棄すべきだったなぁ。
— JSF (@rockfish31) July 1, 2022
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