アメリカ空軍が研究開発中のパレット式ミサイル投下システム「ラピッド・ドラゴン」が輸送機の概念を変えるかもしれないとして大きな注目を集めています。
この兵器は長距離巡航ミサイル「JASSM-ER」をパレット形式に収納したもので、輸送機の貨物室からそのまま投下することが可能です。
一般的な軍用輸送機ならば搭載可能で、投下されたラピッド・ドラゴンはそのまま空中でパレットから巡航ミサイルを発射し、指定された目標に向けて攻撃を行います。
C130輸送機ならば6発✕2セットの12発、C17だと9発✕4セットの36発となっており、搭載する巡航ミサイルも射程1000キロ以上と長く、輸送機を爆撃機と同じように使うことが可能になるとしていました。
搭載する巡航ミサイルが高コストなことから安い兵器ではないと見られていますが、それでも通常の輸送機に爆撃能力を持たせるこの兵器は脅威だと言え、多数の輸送機を活用している国ならば攻撃用として使うことも出来ることになりそうです。
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