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【安倍晋三回顧録】安倍氏「森友問題は財務省の策略の可能性がある」「財務省は当初から分かっていた」「私を引きずり下ろそうと」


*安倍晋三回顧録
今月8日に発売された安倍晋三元首相の回顧録ですが、その内容が物議を醸しています。

回顧録の中で安倍晋三氏は森友学園問題について、「森友問題は私の足を掬う(すくう)財務省の策略の可能性がゼロではない。財務省は当初から土地取引が深刻な問題だとわかっていたはず。でも私の下に資料は届けられませんでした」と触れ、財務省が安倍政権を貶めるために仕組んだものではないかと言及。
これは国会で野党が事実関係の質問を行っていますが、鈴木財務大臣も「届けなかったのは事実」と述べ、時の首相だった安倍氏に森友資料を提出していなかったことを認めました。

また、森友学園問題が表面化する以前から財務省が把握していた可能性があるとして、「財務省は当初から森友側との土地取引が深刻な問題だと分かっていたはずなのです」とも語っていたのです。
さらには2014年の消費増税を巡って、財務省が言っていた以上に日本の景気が冷え込んだことで安倍氏と財務省の対立関係が深まり、そこから様々な政策で財務省との意見衝突があったと明かしています。

他にもトランプ前大統領やプーチン大統領への評価、外交政策の駆け引き、自民党内の闘争などが赤裸々にまとめられ、霞が関で今一番話題になっている書籍だと言えるでしょう。

 

 

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