*BBC
ウクライナ軍が東部の重要拠点「バフムト」から徐々に撤退を開始していることが分かりました。連日のロシア軍の猛攻撃によってウクライナ軍は徐々にバフムト東部の市街地から部隊を下げており、3月6日の時点でウクライナ軍は東部からほぼ撤退したと見られています。
残存しているウクライナ軍と増援の部隊がバフムトの西側に集結し、退路の確保とロシア軍の迎撃準備を急いでいると伝えられていました。
依然としてバフムトの西側はウクライナ軍が抑えていますが、半分近くはロシア軍に奪われ、バフムトの陥落は時間の問題とも分析されているところです。
バフムトは東部エリアの重要拠点を守っている要塞都市でもあり、ここが陥落すると東部の広い範囲がロシアの勢力下に入る恐れがあります。
ある種の象徴的な防衛拠点となっていることもあって、バフムトが陥落となった場合、両軍の士気にも大きな影響を与えることになるかもしれません。
アメリカの戦争研究所は6日、激しい攻防が続いているバフムト東部からウクライナ軍が撤退を始めた可能性があり、ロシア軍とロシアの民間軍事会社ワグネルの部隊が前進しているため多数の犠牲者が出ていると分析しました。
ウクライナ軍がバフムトから一斉に撤退する可能性は低く、ロシア軍を疲弊させるため、段階的に撤退を行う可能性があるとも述べています。
ウクライナ軍はバフムート東部より撤退。
市内からの離脱経路はロシア軍砲撃下にあり、部隊が脱出できるのかが焦点に。 https://t.co/FtJTP6j6uA
— mssn65 (@jpg2t785) March 6, 2023
🗺️Situation in #Bakhmut, March 6 11:00:
– Ukrainian forces have withdrawn from the eastern part of the city, known as Zabakhmutka
– Most problematic remains north, where RU attempts to bypass Bakhmut
– The supply road from/to Bakhmut is under RU artillery fire#UkraineRussiaWar pic.twitter.com/8m0bdunoeO— MilitaryLand.net (@Militarylandnet) March 6, 2023
ISWの、バフムート付近戦況評価MAP。
3月4日時点の状況(左図)との推移比較。①3月5日(右図)、東側からバフムート市街中心部へとロシア軍が前進。
②ヴォダニウカ(Vohdanivka)→クロモヴェ(Khromove)を結ぶ直線の防御ラインをウクライナ軍は保持→露軍の包囲機動の「旋回運動」を抑えている。 pic.twitter.com/kgz7yxsvYB
— MASANOBU SATO (@japanes74436093) March 5, 2023
戦場で手を失ったウクライナ人。オーストリアに行きロボットハンドを装着し、ドンバスの戦場に帰還 pic.twitter.com/UfhmnH1RLi
— ロアネア@最多情報源バズニュース (@roaneatan) March 5, 2023
ウクライナ軍のマキシム機関銃。
光学サイト、サプレッサー付き。 https://t.co/XZwNFeuR98
— mssn65 (@jpg2t785) March 5, 2023
主要道路をロシア軍に制圧、火制されたため、ウクライナ軍は路外から撤退を計っているものの、泥濘化により車両の機動が困難だとする映像。 https://t.co/M2JA65sLHf
— mssn65 (@jpg2t785) March 6, 2023
【🗺和訳】ISW ウクライナ戦況地図 1500 ET 05.03.2023
更新箇所:
① 3月5日投稿の撮影場所の特定が可能な動画を参照すると、ロシア軍はストゥプキ(Stupky)鉄道駅付近で進撃したものと思われる。② 複数のロシア側情報筋は、ロシア軍が3月5日時点でバフムートの40%を制圧していると主張した。 pic.twitter.com/KksuXVQa61
— Panzergraf (@GdPanzergraf) March 6, 2023
Project Owlのウクライナ戦況マップで見られる本邦3月4日(←)から同5日午前10時前(→)にかけての部隊移動、
バハムト市街西部でウクライナ勢部隊複数が一斉に西方向に後退。一方で、前線に同勢1部隊が新たに増援(スライド、2枚目の青紫円)。 pic.twitter.com/rvDkF13NXL
— 和寇 (@NWL_IVZM) March 5, 2023
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