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水素加えた酸素投与で救命率向上と発表!心停止で搬送された患者調査 慶応大学などのグループ


心停止状態で緊急搬送された患者を対象にして、水素を加えた酵素を投与したところ、通常の酸素投与よりも救命率が高まったことが分かりました。

これは東京歯科大学の鈴木昌教授と慶應義塾大学医学部救急医学教室の本間康一郎専任講師、同内科学教室(循環器)の佐野元昭准教授らグループが発表したもので、15の病院でおととし9月までの4年半余りの間に心停止で搬送された患者73人を対象に実施された調査です。

2%の水素を加えた酸素を投与して救命措置を行ったところ、通常の酸素投与を行った患者だと61%だったのに対して、水素を含む酸素投与を行った患者では85%まで上昇。
慶応大学が発表したプレスリリースには「死亡率が下がり、意識が回復して後遺症を残さずに社会復帰する可能性を高めることを示しました」と書いてあり、今までに何らかの副作用がでた事例はないとされています。

詳しい理由やメカニズムはまだ調査段階となっていますが、水素を加えるだけで劇的に向上したのは間違いなく、水素投与に明確な効果が示された調査報告だと言えるでしょう。
 

水素吸入療法が院外心停止患者の救命および予後の改善に効果-全国の救急医療機関で実施した臨床試験結果報告-
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2023/3/22/28-136611/

心停止の患者に水素加えた酸素投与で救命率向上 慶大など発表https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230327/k10014020551000.html

心臓が停止したあと、救急病院に搬送された患者に水素を加えた酸素を投与して救命措置を行うと、通常の酸素を投与した場合より救命率が高まったとする臨床試験の結果を慶応大学などのグループが発表しました。今後、治療の実用化を目指すとしています。

心臓の病気などで心臓が停止し救急の医療機関に運ばれる患者は、総務省消防庁の統計によりますと、国内で年間およそ8万人いますが意識が戻らないまま死亡したり、助かっても重い後遺症が残ったりするケースが多くあります。

 

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