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6月から電気料金一斉値上げ!北陸電力は39.7%アップ、東京電力も15.3%に!中部電力は出力制御で電力を一部処分


政府が大手電力7社の値上げ申請を了承したことが分かりました。

NHKの記事によると、大手電力7社は最大で40%を超える大幅な電気料金の値上げを申請していましたが、経済産業省は燃料費の下落などを盛り込むべきだと指摘し、最終的には北陸電力の39.7%を筆頭にした3割前後に抑え込まれたとのことです。
各社の値上げ幅は北陸電力が39.7%、沖縄電力が36.6%、東北電力が21.9%、東京電力が15.3%、中国電力が26.1%、北海道電力が20.1%、四国電力が23%となっています。

当初に電力会社が求めていた値上げ幅よりも圧縮されていますが、それでも3割を超えている地域も多く、月400キロワットアワー利用する家庭を標準的な家庭だと毎月2000円~4000円ほどの負担増となる見通しです。

一方で、中部電力は8日に再生可能エネルギー事業者らの太陽光や風力発電を抑制する「出力制御」を初めて実施。
出力制御は電力の使用量(需要)と発電量(供給)を一定量に維持するための政策で、事実上の電力を捨てる行為だとされています。

各地で電力料金の値上げが行われている中、逆に大量の電力が余って処分している状況は不自然だとして、「捨てるのはもったいない」との声も飛び交っていました。

 

大手電力7社 6月の使用分から電気料金値上げの見通し
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230516/k10014068721000.html

政府は物価問題に関する閣僚会議を開き、大手電力7社が国に申請している電気料金の値上げを了承しました。
各社の平均で、15%余りから39%余りの値上げ幅になり、6月の使用分から値上げが実施される見通しです。

電気代高騰中なのに…再生可能エネルギーの電力を「捨てる」? 中部電力が初の「出力制御」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/243298

 中部電力が8日、再生可能エネルギー事業者らの太陽光や風力発電を抑制する「出力制御」を初めて実施した。製造業が集中する中部地方は国内3大電力需要地。ここで電力が余るほど再エネが普及したとも言える。ただ、資源高で電気代が上がり続ける中、燃料費のかからない再エネをあえて「捨てる」のはもったいない気も。どうにかならないのか。(岸本拓也)

 

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