本日6月6日に参議院法務委員会で出入国管理法などの改正案を採決する予定でしたが、これに立憲民主党が齋藤大臣に対する問責決議案を提出したことで、採決が明日以降に見送りとなりました。
今回の出入国管理法では外国人の収容のあり方を見直し、3回目以降の難民申請者については強制送還の対象にすると明記。
これによって危険な国から日本への亡命を求めている難民の強制送還の対象になる恐れがあるとして、野党や難民の方々から反対の声が相次いでいます。
本来の予定だと6月6日の採決で法案の成立まで持ち込む予定でしたが、立憲民主党は「齋藤法務大臣に大臣としての資質がない」として、問責決議案を提出したことで国会審議は止まりました。
明日以降に問責決議案の採決を行った上で、改正案の採決を行うと思われ、与党側は数の力で採決を押し切ろうとしています。
記者会見で自民党の梶山幹事長代行は「旧態依然とした手法によって国会の審議を停滞させることは令和の時代にはふさわしくなく、国民の理解も得られないのではないか」と述べ、立憲民主党に採決を止められたとして不安を漏らしていました。
今国会も残された時間が残り僅かとなり、出入国管理法の改正案を巡る与野党の攻防が激化しています。
立民 法相の問責決議案提出 出入国管理法などの改正案めぐり
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230606/k10014090921000.html
外国人の収容のあり方を見直す出入国管理法などの改正案をめぐり、立憲民主党は、入管行政への齋藤法務大臣の対応が不十分で、6日の参議院法務委員会での採決は認められないとして、齋藤大臣に対する問責決議案を参議院に提出しました。
国会の戦略があるみたいで、問責決議せぇへんのちゃうかー言われてたけど、やってくれはった…!
頼もしい。嬉しい。https://t.co/wTMa3LdGIO
— せやろがい (@emorikousuke) June 6, 2023
立民 法相の問責決議案提出 出入国管理法などの改正案めぐり | NHK https://t.co/b90fL0LhGC
自民党・梶山幹事長代行「旧態依然とした手法によって国会の審議を停滞させることは令和の時代にはふさわしくなく、国民の理解も得られないのではないか」#維新 みたいなこと言い出した。— 🌺大椿ゆうこ 社民党副党首 参議院議員/労働者の使い捨ては許さない!🌺 (@ohtsubakiyuko) June 6, 2023
朝日新聞社説(6/1)より
「出入国管理法改正案をめぐる参院の審議で、法案の前提が根底から揺らぐ事態となった。あいまいにさせたまま成立させることはあってはならない」「当事者の参与員でさえ呈している運用上の疑義に、法務・入管当局は答える責任がある」#入管法改悪反対https://t.co/ssjLXanqMF— 全国難民弁護団連絡会議(全難連) (@zennanren) May 31, 2023
参議院で法務大臣問責決議案が提出されました。本日の委員会採決はありません。
立民 法相の問責決議案提出 出入国管理法などの改正案めぐり | NHK https://t.co/US27jrYCiy
— 尾辻かな子 (@otsujikanako) June 6, 2023
自民梶山幹事長代行
「旧態依然とした手法によって国会の審議を停滞させることは令和の時代にはふさわしくなく、国民の理解も得られないのではないか」まともに答弁しない方が理解を得られないのでは?
立法事実が崩れても強行するのが令和?https://t.co/dIlhw1xE6l— tad💙💛 (@TAD5080) June 6, 2023
問責決議案提出しても与野党の議席差で否決されるのは目に見えている。
否決後は淡々と委員会を開催して採決されてしまう。
結局、選挙で過半数の議席を確保すると与党は野党の主張など殆ど省みる必要がなくなってしまう。
野党の側も抵抗手段がない。
どうにかならないものか https://t.co/BVKwMfuNSo— 初鹿明博 (@AkiHatsushika) June 6, 2023
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