ポーランドの科学アカデミー核物理研究所(クラクフ)が主導しているCREDOプロジェクトで、科学者らが地震と宇宙線の関係性を証明したと発表されました。
これは複数のメディアが報道した情報で、Journal of Atmosphericand Solar-Terrestrial Physics誌に掲載された内容によると、地球規模での地震活動と宇宙線の強度の変化との間に一定の統計的な相関関係があると報告。
特にマグニチュード4以上の地震と二次宇宙線の変化に関連性が見られたとして、「宇宙線データを地震データより15日先にずらした場合にのみ成り立つ」とまとめていました。
宇宙線から大雑把な地震の発生時期も予測できるのではないかとしていますが、さらに詳細な地震発生時刻になるとまだ活用できるかは不明だとされています。
最近だと大型の太陽フレアが地球に接触すると大地震が発生することが多く、このような地球の磁気圏を大きく乱すような宇宙線や磁気嵐が到来した場合のみ、地球の地震活動を誘発すると考えることが出来そうです。
地震と宇宙線の間に相関関係が証明
https://sputniknews.jp/20230620/16315406.html
ポーランド科学アカデミー核物理研究所(クラクフ)が主導のCREDOプロジェクトの科学者たちは、地震と宇宙線の関連性を証明した。この結果は、Journal of Atmosphericand Solar-Terrestrial Physics誌に掲載されている。
地球規模での地震活動と宇宙線の強度の変化との間に一定の統計的な相関関係があることはこれまですでに専門家の間で認められてきた。このファクターはより正確な自然災害の予知に役立つと期待されている。
今回の研究では、CREDOはプロジェクトの2つの観測所であるニュートロンモニター(過去50年間データ収集)とピエール・オージェ観測所(2005年以降収集)における宇宙線強度に関するデータを分析した。これらの観測所は赤道を境に両側に位置し、異なる検出方法を用いているため、より質の高い分析ができる。CREDOは太陽の活動や地球の地震活動の変化についても調べた。
大地震直前の電離層異常
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/embed/jaresearchresearch_results2016documents160930_102.pdf
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