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マイナンバー保険証、トラブル多発で与党からも延長論！政府が対応検討　厚労省「マイナンバーを盗まれても現金が取られるわけではない」

ニュース


＊マイナンバー国会ヒアリング
来年の秋に政府が予定している健康保険証の廃止と、マイナンバーカードとの一体化政策ですが、あまりにも利用時のトラブルが多発しているとして、政府与党からも延長論が浮上しています。

７月２６日の国会で自民党の山田太郎氏は、「制度の信頼が非常に揺らいでいる。信頼回復を優先し、来年秋の期限ありきではなく、丁寧に国民からの理解を得るよう努めるべきではないか」と提案し、政府に延長を含めた政策の見直しを検討するべきだと指摘。
野党からもマイナンバー保険証の中止を求める声が相次ぎ、これに対して河野デジタル大臣が「来年秋から最大1年間の経過措置が設けられており、こうした期間も使いながら丁寧に説明し、不安の払拭（ふっしょく）に努めていきたい」などと弁明していました。

あくまでも政府側は国民への説明をすることで不安や懸念を払拭したいと考えているようで、現時点では予定通りに来年秋の実施を目指すとしています。

ただ、野党合同ヒアリングで出席した厚生労働省の担当者が、「そもそもマイナンバーカードが盗まれた時に得られる情報というのは医療などの情報ということで、クレジットカードと違って物品の購入とか現金の引き出しができるものではないと思いますが、ご指摘を踏まえて検討したい」などと答弁したことも問題となっており、政府側がマイナンバーや個人情報を軽視しているのではないかとする批判が強まっていました。

 

“マイナ保険証” 自民党内に延期論 政府が対応検討
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230727/k10014143441000.html

来年秋に今の健康保険証を廃止してマイナンバーカードと一体化させる政府の方針について、自民党内でも廃止の時期を遅らせることも含めて見直すべきだという意見が強まっています。
政府は、国民の不安の払拭（ふっしょく）が大前提だとしていて、対応を検討しています。

マイナンバーで参院閉会中審査 河野デジタル相 “説明尽くす”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230726/k10014142701000.html

マイナンバーをめぐる問題が相次いでいることを受けて、26日参議院で閉会中審査が行われ、河野デジタル大臣は来年秋に今の健康保険証を廃止する政府の方針について、国民に丁寧に説明を尽くす考えを示しました。また、加藤厚生労働大臣もトラブルへの対応やメリットの周知に努めたいとして方針に理解を求めました。

 

 

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