*BBC
9月20日にポーランドはウクライナへの武器供与を停止すると発表しました。
BBCやCNNの記事によると、ポーランドとウクライナは穀物輸出問題で政治的な対立が深まり、先日の国連演説でウクライナのゼレンスキー大統領が「連帯を示しているように見えるが、実際はロシアを手助けしている」と発言したことでポーランドが激怒。
EU(欧州連合)はウクライナ産の安い穀物で価格低下や競争力低下が発生することを懸念して一時的に禁輸措置を導入し、先週にその禁輸措置の解除方針を示した後もポーランドが禁輸を維持したことで両国の対立が深まったという流れです。
ウクライナにとって貴重な外貨獲得手段である穀物輸出の禁止は深刻であり、ゼレンスキー大統領がポーランド側に強く反発していました。
これに対してポーランドも農家や食糧生産を守る防衛手段だと反発し、ポーランドのモラビエツキ首相がSNSで「もうウクライナには武器を供与しない。我々はいま自国の武装を進めているからだ」と表明するほどに関係が悪化しています。
EUやアメリカの仲裁案も浮上していますが、ロシアとの戦争中に隣国のポーランドが武器支援を停止するのはかなりの痛手になるのは間違いないと言えるでしょう。
ポーランド、対ウクライナ武器供与を停止へ 穀物輸入めぐり対立深刻化
https://www.cnn.co.jp/world/35209358.html
(CNN) ポーランドは20日、ウクライナへの武器供与を停止すると表明した。両国はウクライナ産穀物の輸入一時禁止をめぐり対立を深めている。
ポーランドのモラビエツキ首相はSNSで「もうウクライナには武器を供与しない。我々はいま自国の武装を進めているからだ」と述べた。
ウクライナへ武器供与「やめる」 ポーランド、国連演説に反発
https://mainichi.jp/articles/20230921/k00/00m/030/191000c
ポーランドのモラウィエツキ首相は20日、「ウクライナへの武器供与をやめる」と述べた。ウクライナのゼレンスキー大統領が19日の国連総会一般討論演説で、ポーランドなどによるウクライナ産穀物の輸入規制を批判したことに反発した。ウクライナ侵攻後に対ロシア強硬姿勢を鮮明にし、強力な支援国となってきた隣国との対立激化で、欧米の対露結束に乱れが生じる恐れもある。
ポーランドからの報道によると、同国のモラウィエツキ首相は、地元メディアで「もうウクライナに武器は送らない」と宣言。ポーランドはウクライナの隣国。最も強力な支援国の一つですが、ウクライナ産穀物の受け入れを巡り、同国との対立が激化していました。https://t.co/X69I7rXCY4
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) September 21, 2023
ウクライナに武器供与せず ポーランド、ゼレンスキー氏の演説に反発https://t.co/2EQz40KjLv
ポーランドは武器供与や避難民の受け入れなどで最大の支援国の一つ。
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 21, 2023
ポーランド、対ウクライナ武器供与を停止へ 穀物輸入めぐり対立深刻化 https://t.co/j03fAOqZWx @cnn_co_jp ポーランドは既に出せる兵器はあらかた出してしまったので(T-72とPT-91戦車)、実はあまり影響が無い。だから遠慮なく政治的な駆け引きに出て来たわけだけど、ポーランドらしいというか…
— JSF (@rockfish31) September 21, 2023
熱心にウクライナへの軍事支援をしていたポーランドですが、穀物輸出問題でめちゃくちゃ関係が悪化してしまいましたね。
— mssn65 (@jpg2t785) September 20, 2023
そんなことはポーランドもウクライナもわかってるけど、ウクライナの主要な外貨獲得手段であり主要産業の農産物の輸出ができないのはただでさえヤバい経済がさらにヤバくなるし、ポーランドも安いウクライナ産穀物が国内に流入したら農家がキレるしでどうにもならんのよな
— 扶桑委員会 (@fussoo_moe) September 21, 2023
ゼレンスキー大統領は国連総会の演説で「欧州の一部がロシアの食料武器化を手助けしている」と発言、ポーランドのドゥダ大統領は「ウクライナを支援している人々に、この様な言葉を浴びせるのは本当に悲しい」と述べた。https://t.co/5sg24wNghW
— 航空万能論GF (@grandfleet_info) September 20, 2023
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