イエメンの反政府組織フーシが日本郵船の貨物船を拿捕(だほ)した事件で、突入時の映像が武装組織によって公開されました。
突入作戦は11月19日に中東の紅海南部で行われ、大型の輸送ヘリコプターに機関銃で武装した兵士ら数人が搭乗し、ヘリコプターからそのまま貨物船の甲板に強襲上陸。
数人の武装兵士らが貨物船の操縦室に乗り込み、搭乗員らを捕まえたと見られています。
いわゆる海賊やテロリスト集団のようなならず者というわけではなく、ヘリコプターも所有している正規軍や特殊部隊のような兵士らが写っていることに多くの人たちから驚きの声が相次いでいました。
イエメン側が国家規模で関与している可能性もあると見られ、「単なる拿捕事件ではない」とする声が多かったです。
拿捕された貨物船「ギャラクシー・リーダー」はイエメンのフダイダに停泊しているのが確認されており、貨物船を所有しているのはイスラエルの実業家が関係する企業だとされています。
拿捕の貨物船、イエメンの港で確認 衛星画像分析
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCA21E7K0R21C23A1000000/
イエメンのイスラム教シーア派武装組織フーシが拿捕(だほ)した日本郵船運航の貨物船がイエメン西部のホデイダ港近くにいることが、衛星画像の分析で明らかになった。フーシが乗っ取った後、20日までに港近くに移動させた可能性がある。
この船は自動車輸送用の大型船「ギャラクシー・リーダー」。米衛星運用会社プラネット・ラブズが現地時間21日午前10時半ごろに撮影した画像を入手して分析した。
Footage of Houthi forces hijacking the ship Galaxy Leader in the Red Sea yesterday. pic.twitter.com/PSFLpV4FLA
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) November 20, 2023
イエメンの武装組織フーシ派が日本郵船が運航するタンカーを紅海で拿捕した時の様子が公開された。映像ではヘリで船に接近し、戦闘員が甲板に降下、操舵室を制圧、拿捕後、小型ボートで囲み、先導する様子が確認できる。タンカーには25人の乗組員が乗っていた。pic.twitter.com/vEMYi0V1D8
— ミリレポ (@sabatech_pr) November 20, 2023
日本郵船運航の輸送船「ギャラクシー・リーダー」がイエメンの民兵に拿捕される映像。
手際良すぎて、避けるのは無理な気がする。 https://t.co/ExywqHfNY1— ひろゆき (@hirox246) November 20, 2023
拿捕船と通信途絶 フーシ派が映像公開https://t.co/8Uwmvz7wDZ
日本郵船が運航していた自動車運搬船が紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派に拿捕(だほ)された問題で、所有する英企業は声明を出し、乗っ取られた船がイエメン西部の港湾都市に停泊していると発表しました。
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) November 20, 2023
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