*自民党
岸田文雄首相が派閥の解散を宣言した問題で、岸田派と安倍派、それに二階派の3派閥が解散する方針を表明しました。
この突然の派閥解散に永田町や自民党は大きく動揺しており、メディアや有識者の間でも岸田首相の思惑や真意を巡って様々な説が飛び交っています。
特に政治資金パーティー券問題で逮捕者が出ているわけで、政治資金問題を派閥問題にすり替えるための策略ではないのかとする見解が多かったです。
また、岸田首相にとっても派閥解散を行うことで岸田降ろしの動きをけん制することが可能となり、派閥として反岸田の動きが本格化する前に、派閥そのものを解散して次の首相の座を狙っている勢力を潰す目的があったのかもしれません。
政治資金問題のガス抜きと論点のすり替え、さらに岸田政権の権力維持が目的と考えれば、この派閥解散にも納得ができると言えるでしょう。
一方で、麻生太郎副総裁は派閥の維持方針を伝えているとも報道されており、麻生派のような派閥の維持を訴えている勢力の動きによっては自民党内が分裂する可能性もありそうです。
岸田文雄首相が宣言した「岸田派解散」で、自民党が激しく揺れ動く。首相を一貫して支えてきた麻生太郎副総裁は派閥を守ると首相に伝え、裏金作りの舞台となった最大派閥の安倍派や、二階派は解散に追い込まれた。一方、派閥流動化の引き金となった裏金問題は、なお闇に包まれている。
岸田派の解散検討を表明した後の18日夜、首相の携帯電話がなった。表示されていたのは、麻生氏の名前だった。
安倍派幹部7人、立件断念 パー券問題で東京地検特捜部
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb08c3775adc3c475e55c9734fe3faa20611a482
自民党安倍派の(左上から時計回りに)塩谷立氏、松野博一氏、西村康稔氏、高木毅氏、下村博文氏、萩生田光一氏、世耕弘成氏=いずれも2023年、竹内幹、三浦研吾撮影
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部は19日、清和政策研究会(安倍派)の幹部議員7人について政治資金規正法違反容疑での立件を断念した。パーティー券収入のノルマ超過分を派閥や自身の政治団体の政治資金収支報告書に記載していない疑いが持たれていたが、いずれも会計責任者との共謀が立証できないと判断したとみられる。
自民・安倍派が解散へ 党内最大派閥 政治資金パー券問題
https://mainichi.jp/articles/20240119/k00/00m/010/211000c
自民党安倍派(清和政策研究会)は19日、派閥を解散する方針を固めた。派閥幹部が明らかにした。
安倍派は衆参98人が所属する党内最大派閥。安倍晋三元首相が2022年7月に銃撃事件で死去した後も会長を置かず、座長を務める塩谷立元文部科学相と、「5人衆」と呼ばれる西村康稔前経済産業相、萩生田光一前党政調会長、松野博一前官房長官、世耕弘成前党参院幹事長、高木毅前党国対委員長らが中心となって派閥運営を続けてきた。
つか、誰が「派閥を解消しろ」なんて言ったの?「政党助成金貰うなら企業から献金受けるな」「裏金貰った政治家は逮捕して起訴しろ」って言ってるのに「派閥を解消します」では何の解決にもならんやろhttps://t.co/MkvnKzlhRl
— Simon_Sin (@Simon_Sin) January 19, 2024
“岸田の乱”に波紋 二階派も解散を決定 自民党“裏金”問題
いつの間にか裏金を派閥問題にすり替えているよな岸田
派閥を解散しますっておかしいだろ
自民党を解党しますだろ岸田問題は派閥解散ではない
献金とパーティを廃止できるか
法務省・財務省をどう決めるかだ pic.twitter.com/LTlSjP3gXL— 大塩平八郎 (@GoldCoin_777) January 19, 2024
裏金作って脱税していた自民党議員が逮捕されないのはおかしいという問題なのに、派閥自体の問題にして幕引きを図ろうとする自民党はあまりにも卑劣過ぎる。
派閥解散しなくて良いから、脱税していた自民党議員は全員塀の中に入れよ。
自民安倍派も解散へ 党内最大派閥https://t.co/fYPPBMNFTP
— 大神 (@ppsh41_1945) January 19, 2024
驚くべきレベルの低さ…ここまでくればもうしょうがありませんから岸田総理の派閥解散宣言が単なる支持率狙いの白々しいポーズと断定できる理由についてあれこれ詳しく書いてみました.
皆さんもこれを政治家の愚劣さを読み解く「例題」の一つとしてじっくり考えてみて下さい.https://t.co/6TMglJuwU1 pic.twitter.com/7ZsJMar8Qa
— 藤井聡 (@SF_SatoshiFujii) January 19, 2024
いいね!しよう