防衛省は8月31日午前4時47分頃に、鹿児島沖の口永良部島西方で中国軍の測量艦1隻を確認したと明らかにしました。
海上自衛隊の発表によると、日本の領海に一時侵入したのはる中国海軍シュパン級測量艦(艦番号「25」)で、午前6時ごろ口永良部島の南西の日本の領海内に侵入し、そのまま1時間ほど日本の領海で活動をしていたとのことです。
中国海軍の測量艦が日本の領海内を航行したのは去年9月以来だと10回目で、日本近海の地形図や船舶の情報収集を行っていた可能性があると見られています。
特に海軍の潜水艦が軍事行動を行うためには海底などの地形図が必要だとされ、日本近海で活発化している中国軍の活動はそのまま外洋への進出を目指しているとも考えることができそうです。
防衛省は外交ルートを通じて中国政府に抗議するとともに、警戒と監視を続けるとしていました。
先日にも九州の長崎沖で中国軍の偵察機が確認されたばかりで、そちらに関しては中国政府も予想外の行為だったとして釈明しています。
防衛省 中国海軍艦艇の動向について
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2024/08/31a.html
中国海軍の測量艦 鹿児島県沖 日本の領海内に一時侵入 防衛省
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240831/k10014567191000.html
防衛省は中国軍の測量艦1隻が31日朝、鹿児島県沖の日本の領海内に一時、侵入したと発表しました。中国軍をめぐっては、今月26日にも情報収集機が長崎県沖上空で日本の領空に侵入していて、防衛省が外交ルートを通じて中国に抗議するとともに、警戒と監視を続けています。
防衛省によりますと31日午前5時前、中国海軍の測量艦1隻が、鹿児島県の口永良部島西方の日本の接続水域を東に向かって航行しているのを、海上自衛隊が確認しました。
その後、測量艦は午前6時ごろ口永良部島の南西の日本の領海内に侵入し、およそ1時間50分後の午前7時53分ごろ、領海を出て南に向かったということです。
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