農林水産省の元事務次官・熊澤英昭容疑者(76)が息子の熊澤英一郎さん(44)を刃物で刺して殺害した事件で、熊澤英昭容疑者が先週の川崎市で発生した児童襲撃事件を意識していたことが分かりました。
NHKの記事によると、熊澤英昭容疑者は警察の取り調べに対し、「川崎の事件を見ていて、自分の息子も周りに危害を加えるかもしれないと不安に思った」という趣旨の供述をしていたとのことです。
また、息子は引きこもりがちで家庭内暴力が酷く、事件直前には近くの小学校で行われていた運動会の音に「うるさい」と腹を立てて、父親の熊澤英昭容疑者と口論になっていたとも報じられています。
熊澤英昭容疑者の立場や地位から一般的な施設に相談できなかったとも見られ、ネット上でも父親に同情する意見が相次いでいました。
一方で、同時に川崎市の事件で注目を浴びていた「1人で死ね」論争ですが、このような社会的な風潮が今回の事件を引き起こしたと指摘する声もあるところです。結局のところ、常軌を逸した精神異常者や問題児は他人の言葉に耳を傾けないことが多く、「1人で死ね」という言葉の行き着く先は「親族がやれ」になってしまいます。
自覚がない潜在的な危険人物を爆発させる恐れもあるわけで、安易に「1人で死ね」と叫ぶのはマイナス効果やリスクのほうが大きいと言えるでしょう。
農水省元事務次官「川崎の事件見て息子も危害加えるかも」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190603/k10011939001000.html
農林水産省の元事務次官の76歳の父親が44歳の長男を刺したとして逮捕された事件で、父親は先週、川崎市で男が小学生らを殺傷した事件を受けて「川崎の事件を見ていて、自分の息子も周りに危害を加えるかもしれないと不安に思った」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材でわかりました。
以下、ネットの反応
悲しい。解決の道はなかったのだろうか。メディアも煽り過ぎたのかもしれない
>「川崎の事件を見ていて自分の息子も周りに危害を加えるかもしれないと不安に思った」
農水省元事務次官「川崎の事件見て息子も危害加えるかも」 | NHKニュース https://t.co/zDar6Tj6bF
— おぎの稔 (荻野稔)大田区議会議員 無所属2期 (@ogino_otaku) 2019年6月3日
不安な気持ちってのはこういうことを起こさせるんだな。。
「川崎の事件を見ていて自分の息子も周りに危害を加えるかもしれないと不安に思った」 https://t.co/o1VQNCaUzb
— chappie (@chappiekun) 2019年6月3日
案の定、父はニュースを見て不安=「妄想(現実ではない)」を膨らませて殺人者になっちゃったんだね。「かも」で殺しちゃダメダメ。
農水省元事務次官「川崎の事件見て息子も危害加えるかも」 https://t.co/HATEDGAbHB
— アーリヤ・アヴァローキテーシュヴァラ@中年ニートのつぶやきfeat.奈良に仏像を観に行きたい (@tk_bodhisattva) 2019年6月3日
何て言ったら良いのか。。。
日本は、40代〜50代がそういう事件を起こしかねない、と考えなくてはいけない社会になってしまったんだな。。。
やるせない。農水省元事務次官「川崎の事件見て息子も危害加えるかも」(NHKニュース&スポーツ) – goo ニュース https://t.co/dG837jfogb
— mostovoi (@mostovoi_tzar) 2019年6月3日
自分の手を汚してでも、悲惨な事件を未然に防いだ立派な方だった。https://t.co/FRLvkNLRTj
— nekora2520 (@nekora2520) 2019年6月3日
広義では川崎の被害者と言って過言ではないだろう
ただ一つ残念なのは、同僚や周囲に相談していたという話
彼らは通常、プロではないし、その後の責任も負わないのだからhttps://t.co/hSEmihfEv9
— みすとらる🍋 (@Mistral_o) 2019年6月3日
>練馬区役所によりますと、これまでに長男についての相談はなかったということです。
行政のトップにいた人が、自身の家庭問題を行政に相談しなかった・できなかった、って事実。
かなり深刻な意味合いを含んでいるように思います。https://t.co/TFWRyB2svt— ぶらりん (@BlogBurari) 2019年6月3日
週末の殺人事件、先週の殺人事件に関する報道の影響だったらいいなあと思っていた(絶対に怒られたくないので怒らないでください)ら、そういう供述出たのねhttps://t.co/xTidrTUrK3
— ミスター監視社会 (@MrSurveillance) 2019年6月3日
親が子供の面倒を見るのは自由だが最後には決めなければならない
こうなる前に早く働かせようhttps://t.co/r7aGUcmHcE
— 山田 (@1130yamada1130) 2019年6月3日
親としての気持ち解らんでもない。
ただ、何故、そうなる前に突き放さないんだよ!
愛情を履き違えてるし、そのツケを殺しで清算するなよ!東京 練馬区の住宅で農林水産省の元事務次官の76歳の父親が44歳の長男を刺したとして逮捕された事件で、父親は川崎市で51… https://t.co/AuVXK3nPrR
— 日々是地獄 (@x__ob) 2019年6月3日
https://t.co/TdnADSgPO9
事件の根底に社会的普遍性を見出して掘り起こす必要をテレ朝の玉川さんは論じていたが、解決策が設けられても対応する人間の意識如何で何もしないという現実を、昨今の子供の虐待死報道で嫌という程見せつけられている。この方も見ていたはずだ。https://t.co/Zy2NZBznnQ— PHYSIQUE❤︎ フィジーCLUB (@PHYSIQUELOVE) 2019年6月3日
高潔なお方ですね。将来、息子が人様に迷惑かけるなら、まだ自分の手で何とかできる年齢の内に決断されたのですね。老々介護による介護疲れの心中と同じく、社会問題としての重要課題だと思います。
— hossy (@hoshino0422) 2019年6月3日
つらい。
もちろん本人も、子供の育て方や接し方ができてなかったと痛感しつつ、親としての責任を感じて犯行に及んだのだろう。
私も子供の親になっている今、複雑な思いです。— Mr.オンクレ (@Tomy08Z) 2019年6月3日
マスコミや報道番組が、引きこもりを強調して煽ってる感がある。
「真実」という言葉を盾に、都合よく切り取った情報を流すのは良くない。— RT@Verbinden Japan und die Welt (@_tohoku_de_) 2019年6月3日
こっちの事件も昨日今日の話じゃなく長年問題が続いてたんだろうね。それで川崎の事件がトリガーになってしまったか。息子の矛先が小学校の騒音に向いたら同じようなことする可能性あるし、親の方も限界だったかな。
— HimaGinger (@HimaGinger) 2019年6月3日
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