台風19号の影響で福島第一原発にも被害が出ました。
東京電力によると、10月12日から13日の間に福島第一原発では計8件の漏えい警報が確認され、それとは別に12日10時52分にも免震重要棟で1号機タービン建屋1階の漏えい監視盤用直流電源で警報が鳴ったとのことです。
この警報騒ぎで一時的に1号機原子炉建屋1階北東の漏えい監視ができなくなり、警報のリセット作業が完了した10月13日午前9時25分まで停止状態が続いていました。
また、10月13日午後0時59分には使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第三施設)で漏えい検出器の警報が鳴りましたが、こちらの詳しい状況は調査中となっています。
福島第一原発の被害情報は全体的に漏えい警報が多く、今回の台風19号によって汚染水の一部が雨水と一緒に流れ出た可能性がありそうです。
福島第一原子力発電所の状況について(日報)2019年10月13日
http://www.tepco.co.jp/press/report/2019/1518800_8985.html
【主な作業実績と至近の作業予定等】
〇台風19号通過後の福島第一原子力発電所の状況については以下の通り。
・プラント関連パラメータや発電所敷地内のモニタリングポスト、ダストモニタの値に、有意な変動はなく、建屋滞留水水位についても、サブドレン水位との水位差は確保されていることを確認。
また、パトロールによる設備の点検を実施した結果、現在のところ主要設備に影響のある異常は確認されていない。
・台風接近に伴う雨量の増加と同時に、各建屋に設置されている検知器による漏えい警報が8件※発生し、全て、台風の降雨による雨水と判断。
※漏えい警報発生(8件)
<原因は台風の降雨による雨水>
「2号機廃棄物処理建屋中央エリア滞留水移送配管からの漏えい警報の発生」
「既設淡水化処理設備建屋における漏えい警報の発生」
「プロセス主建屋における漏えい警報の発生」
「増設多核種除去設備における漏えい警報の発生」
「6号機淡水化装置コンテナ内における漏えい警報の発生」
「プロセス主建屋近傍における漏えい警報の発生」
「プロセス主建屋近傍における漏えい警報の発生(循環設備A系)」
「使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第三施設)における漏えい警報の発生」
■お知らせ■「福島第一原子力発電所 2号機廃棄物処理建屋中央エリア滞留水移送配管からの漏えい警報の発生について」当社HPをご確認ください。→ https://t.co/vENpQJseD2
— 東京電力 (原子力) (@TEPCO_Nuclear) 2019年10月12日
東京電力福島第一原発のライブカメラ映像からは、目立った被害はなさそうです。各地で川が氾濫するなど大きな被害が出ています。川の増水、土砂災害の危険はまだありますので、皆さん気をつけてください。(小川) pic.twitter.com/3tAzIa0IPF
— 東京新聞 原発取材班 (@kochigen2017) 2019年10月12日
福島第一原発の漏えい警報は6カ所7回に。
13日0:33に使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第三施設)で漏えい警報が発生。
この警報とクリアを繰り返す現象、やっぱり豪雨が降り込んでいる?漏えい警報は1時間くらいで一斉メールくるけど
漏えい監視できないという連絡は2時間以上経ってから。 pic.twitter.com/8Hdha2T8x6— おしどりマコ@脱被ばく。自己決定権の回復を。 (@makomelo) 2019年10月12日
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