アメリカ・ニューヨーク州で行われている新型コロナウイルスの抗体検査の結果が発表されました。
ニューヨーク州によると、州内で無作為に選んだ3000人の内、13.9%から抗体反応が確認されたとのことです。この数字を参考にしてニューヨーク州全体の感染者数を計算したところ、およそ270万人が新型コロナウイルスに感染した可能性があるとまとめられていました。
この抗体検査は新型コロナウイルスに感染済みの人を調べるための調査であり、抗体検査で確認された人が新型コロナウイルスへの免疫を持っているかは不明です。
PCR検査で感染が発覚している人数の10倍以上は感染した人が居ると言え、専門家からは「2月の段階で相当な感染者が居たのでは?」と指摘する声が相次いでいました。
[ニューヨーク 23日 ロイター] – 米ニューヨーク州のクオモ知事は23日の会見で、州内で無作為に選んだ3000人に新型コロナウイルスの抗体検査を行った結果、14%近くの人が抗体を持っていることがわかったと発表した。
州人口をもとに試算すると、これまでに約270万人が新型コロナに感染した計算になり、実際報告されている感染者よりもずっと多くなる。
一方、この推定感染者数(270万人)を州の死亡者集計(約1万5500人)で割って算出した推定死亡率は0.5%となる。これは、一部の専門家が懸念していたよりも低い水準。
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